おはようございます。
生き生き箕面通信2382(150702)をお届けします。
・自分自身が変わること、そして「深い強調」を実現できるか――21世紀を生き延びる道
「現代は、この地球上から史上初めて貧困をなくすことが可能になった時代であり、そしてまた、地球温暖化による最悪の影響をさけるために行動できる、最後の時代でもある」と、潘基文(パンギムン)・国連事務総長。先月6月26日に国連憲章が制定されてから70周年を迎えたのを機に、朝日新聞の本日の朝刊11面に掲載された寄稿です。
地球が小さくなり、例えばギリシャの財政破たんはEUに影響を及ぼし、さらに世界に広がり、日本とて無縁とは言えない時代。インターネットなどを通じて、一国の垣根がますます低くなってきました。とくに金融の世界は、クリック一つで取引が成立し、国境などないに等しい。
地球温暖化も日々進んでいますが、CO2減らしの国際協調は遅々として進まずです。自分で自分の首を絞める現象が年々進んでいます。
先進国がいまの豊かさを享受し続けるなら、早晩行き詰ることはだれの目にも明らかです。しかし、国ごとのエゴが前面に立ち、抜本的な対策は遅れに遅れています。
結局、一人ひとりが我慢することを決断しなければならない問題となっています。いまの豊かさをそのままに、事態を改善することはムリですよね。どんなに科学を発展させても、それで解決することはムリでしょう。とくに、格差をなくすことはできない。格差を解消することは、科学の発展とは別の次元の生き方の問題です。
一人ひとりが我慢し、譲り合うことを始める必要があるはずです。「相互共存のための協調」です。そして、現在つぎ込んでいる巨額の軍備予算を民生へ回す。とくに難民として苦しんでいる人々を助けること、干ばつなどのために食料生産ができず飢餓に襲われている人々に手を差し伸べること、そうした緊急の民生に回す必要があります。
潘基文・事務総長には、いろいろ批判があります。「中立性を欠く」などは軽い方で、「無能」「存在感がない」などの罵声に近い批判にもさらされ続けています。それでも韓国の人間を要職に起用したりがやみません。
それでも、本日の「共通の未来へ、いま変わろう」という呼びかけはまっとうといえるのではないでしょうか。「私たちは将来、かつてないほど深い協調で一つにならなければならない」と、「協調」を叫んでいます。
世界が、地球が生き延びる道は、「協調による危機克服」しかないはずです。「対立」にうつつを抜かしている場合ではないはずです。ましてや安倍政権のように安保法制などにうつつを抜かしている場合ではないはずです。
少なくとも従米、隷米でない。
朝日掲載記事を読ましてもらいます。
これほどの日本の外交官、いませんね。いなかったですね。 緒方貞子さんくらい。 天木直人さん、東郷和彦さん---、。
雅子さんの父親は評判が悪いですね。