おはようございます。
生き生き箕面通信2383(150703)をお届けします。
・安倍首相は「言論の自由は民主主義の根幹」だって
表向き安倍首相は、言論の自由は尊重されなければならないという立場です。それはそうです。だから、自分は何を言ってもいいんだ、なんです。ただ、自分には言論の自由があるが、オレを批判する新聞にはあまり自由はないのじゃないか、なんです。
安倍首相は、「言論の自由は民主主義の根幹」と、表向きは国会答弁します。しかし、その舌の根も乾かぬうちに、仲間内での会食の場では、「(谷垣幹事長が木原稔・党青年局長を更迭した)処分は重すぎるのじゃないか」と不満を漏らす。
上(安倍首相)の言動を注視しているヒラメばかりの下っ端議員どもは、「本音」の発言に敏感です。特に今回問題になった大西英男議員は、谷垣幹事長から2度にわたって厳重注意の処分を受けても、「オレには安倍親分がついている」と、全く動じません。むしろ、「オレには、頑張れと励ましの声がたくさん届いている」と、自慢げです。
自民党内の右派は、ほとんどが大西もどきの思潮です。「朝日、毎日、東京新聞は反安倍のウソツキ新聞だ」と、“国賊”呼ばわりしかねない勢いです。朝日、毎日、東京新聞には言論の自由は許していない、「くそ食らえや」です。「取り締まらなあかん」です。「広収入の道を断ち切って、日干しにしてやれ」です。
野党は、民主、共産、社民などが相次いで批判の矢を放っています。しかし、歯牙にもかけない安倍の壁にあっさりとはね返されています。
すでに、安保法案は今月半ばに衆院で可決、参院に送る段取りがうんぬんされています。
内田樹(たつる)さんは、「言論の自由とは、言論が行き交う場に対する敬意、信認のこと。人間の集合的英知に対する信頼が『言論の自由』です」といっています。朝日新聞の本日7月3日の社会面(33面)にコメントが載っています。「言論の自由の唯一の条件は『黙れ』と言ってはいけないこと」とも付け加えていました。
安倍政権のもとで、日本は「言論の自由」が著しく規制され、これが民主主義国かと疑われるような国になりつつあります。
日本の言論の自由度は世界で61位まで転落しました。韓国の後塵を拝するところまで落ちこぼれてしまいました。
日本は、優秀な国民と優れたメディアが健在なのでしょうか。
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