生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

1401 ・保育園の上を飛ぶオスプレイ

2012-10-22 06:28:12 | 日記
おはようございます。
生き生き箕面通信1401(121022)をお届けします。

・保育園の上を飛ぶオスプレイ

 世界に冠たる欠陥機「オスプレイ」が沖縄の空を我がもの顔に飛び回っています。「保育園の上も平気で飛んでいます」と、山城博治・沖縄平和運動センター事務局長。

 続けて、こう訴えました。「私たちは、沖縄の空にタコを上げて抵抗しています。いまは500メートルも高く上がるタコがあるんです。すると、警察が来て、『タコは危ないから止めなさい』と言うんです。オスプレイとタコとどっちが危ないのですか」

 昨日10月21日、京都・円山公園の野外音楽堂で、「変えよう!日本と世界 原発と基地」の集会が開かれ、山城さんは沖縄から駆けつけたのでした。そして、「沖縄にある全ての基地でタコを上げる準備もしている」と、オスプレイを撤廃させる運動を続ける決意を表明しました。

 日本のメディア空間では、オスプレイの沖縄配備は既成事実として定着してしまいました。朝日も読売も、NHKも、異議を唱えるメディアはまったくありません。アメリカ政府の意向に唯々諾々と従う属国・日本政府。そのお上のなさることに唯々諾々と従うメディア。これが日本に実情です。それがどれだけ日本人の自立心、独立心をむしばんでいるか、考えようともしない。まさに思考停止状態です。

 それは、私たちが黙認している結果でもあります。沖縄に米軍基地を押し付けている実情、その実情にに強い拒否を示していない、私たちの責任でもあります。

 国と言うモノは、次の三つによって成り立っています。主権、領域、国民です。主権を行使できることが独立国の根本であり、その主権がおよぶ領域(国土)があり、主権を行使するのは国民です。私たち主権を持つ国民は、その主権を行使し得ていない。アメリカや日本政府にに奪われている状態です。

 ジャーナリズムは、その主権が正当に行使されるように、政治空間をウオッチし、間違っているモノにはただちにそれを正す言論を展開する義務があるはずです。ところが、このメディアの役割が放棄された無責任状態になっています。

 アメリカの国防長官自身が、沖縄の基地・普天間飛行場を自ら視察して、「世界一危険な基地」と”太鼓判”を押してくれました。それから何年経ったでしょう。その普天間に、欠陥機オスプレイが麗々しく配備され、それに異議を申し立てないメディア。

 オスプレイは、今日も保育園の上を飛んでいます。