カルテ番号 し・6 (13)
病室に戻った二人は彼女を車いすに乗せ、エレベーターで屋上まで連れて行った。
幸い屋上には誰もいなかった。
風間陽水は清水健二に病室で待っていると耳打ちし、二人きりにした。
15分後、あきらかに雰囲気が明るい二人が病室に戻ってきた。
ベッド周りをカーテンで仕切り、彼女をベッドに移した。
陽水は彼女に言った。
「何か聞きたい事はありますか?」
「私、まだこんな身体ですが、いいのでしょうか?」
「身体が自由、不自由は関係ありません。
心や性格が不自由な人はほとんどの人に当てはまります。
心や性格は隠せますから、身体の不自由な人よりも性質が悪いともいえます。
身体が不自由なままでも問題ありませんが、この足は回復しますよ」
そこで彼女は初めて声を出さずに泣いた。
「ありがとうございます。とても、とても嬉しいです」
陽水は健二に向かって微笑んだ。
「さぁ、これからの回復法を簡単に説明しますね。
もうほとんど終わっているようなものですが、少しだけコツがあります。
それは清水さんのお母さんや周りの人へも、いい影響となります」
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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