第七章(8)
是故空中無色 無受想行識
「それぞれの感じ方(受)もイイカゲンだぜ」
「考えや思い(想)も揺らいでいるし、変わるだろ」
「身体も変化しているんだ。行動(行)だって変わる」
「受想行が変われば、世の中の見方(識)も変わる、当たり前さぁ」
ブッちゃんは衆生に丁寧に話した。
天気だって、川の水だって変化する。
木や花だって、変化している。
動物も妖怪も毎日、いろいろな事がある。
人が作る村だって、決まり事だって変わる。
人の気持ちも身体も行いも変わる。
そんな事ぁ、当たり前なんだ。
だから、一々「こだわる」と苦しむ。
「こだわり」ってぇのはよ、
変わっているのに、無理して逆らっている事なんだぜ。
こだわっていちゃあ、物事は解放できねぇんだ。
お前ぇ等、楽になりてえんだろ。
簡単だぜ。
手、離せばいいんだ。
それが「無」ってことさ。
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。)