カルテ番号 る・1(5)
次の日に、大学時代の同級会の知らせが入った。
いつもは母校のある東京なのだが、今回は違った。
幹事役が新潟で仕事をしているので、東京と新潟の真ん中でする事になった。
温泉地でゆっくり語り合おう、という主旨だった。
日程が急だったが、久しぶりの同級会だ。
真司は喜んで出席すると伝えた。
その日は東京で仕事関係の人と会い、その後同級生と待ち合わせた。
東京駅からビールを片手に、目的地まで向かう。
新幹線で一時間ほどの駅から、宿の送迎車が待っていた。
楽しみだったが、一つ悩みがあった。
未だに夢でうなされているらしい。
その事で、同級生に迷惑をかけてしまうかもしれない。
宿は大きくなく、落ち着いている、いい宿だった。
温泉も源泉を持っている、老舗の宿だった。
急な集まりで、20名ほどだっただ、楽しい宴会となった。
それぞれが、それぞれの仕事、道を歩いている。
嘗て同じ学び舎にいた仲間が、別々の仕事をしている。
人生は不思議だ、と感じた。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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