第十九章(9)
般若心経
最後の四文字も心経の全てを語っている。
もともと、この般若心経はホリスティックな構成だ。
一部でも全体を表す。
どの部分からでも全体を感じる事ができる。
一言一言の分析をすると、全体を歪めてしまう。
仏教用語がアチコチにあるから、ワナにはまる。
ワナにはまるのはいい。
だが、はまったままで気づかぬのでは用が足りぬ。
仕掛けたゲンちゃん(玄奘)も苦笑する。
ワナだと気づき、抜け出して、心経が活かせる。
高僧はイタズラ坊主だぜ。
真に優しいから、ワナを仕掛ける。
一部にとらわれるから、ワナにかかる。
全体をみてくれよなぁ、とワナを仕掛けた。
心経は全的(ホリスティック)な経だ。
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