水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・617」

2015-07-03 19:06:35 | Weblog



カルテ番号 ま・7(20)

真木はその例え話を知っていた。
「一部で全体を判断してしまう、というわけですか?」
院長は言った。
「そうですが、ポイントはそこではありません。
どんなモノでも全体を把握などできないのですから。
この話のポイントは、体験、にあります。
実際に触っている、という点です」

真木はそういう解釈を初めてきいた。
この例え話は、一部で全体を判断するな、というものだと思っていた。
「体験、ですか?」
「そうです。ここにポイントがあります。
体験すると、確信に陥りやすいのです。
自分が体験したのだから間違いない、と思ってしまいます」

真木は言った。
「百聞は一見にしかず、という言葉がありますね。
人から、あるいは学問からの知識より、自分が実際に見たもののほうが確かだ。
そういう諺だと思っていましたが・・・」
院長は真木の言葉の続きを話した。
「あの諺には続きがあるのを知っていますか?」
「いいえ」

(登場する人物・組織・その他はフィックションです)

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