水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・53」

2013-12-09 19:18:11 | Weblog



カルテ番号 あ・28 再び(2)

愛田恵子の180年は同族の人と特異体質の話をしたことが無かった。
同族だと思っても基本的に知らないふりで交流はしない。
それが陽水と出会い、自然と正体をさらけ出してから、いろいろ知りたくなったのだ。
銀座の一流のクラブだ。各分野の一流が集まる。情報を集めるつもりなら理想的だった。
もちろん会話のプロだ。知りたい事を誘導し聞き出すなどわけもない。

「秦の始皇帝が不老不死を求めて世界各地に人を送ったのは有名だよねぇ」
始皇帝は紀元前250年くらいだが、もっと古くから世界各地で同じような事をしていた。
シュメールは皇帝がいたとされる紀元前3000年。
その頃から不老を求めていたのは当然だった。いつの時代でも同じなのだ。
そして、生物発生からの仕組みとして、各種族に長寿の個体が出現する。
だが、その特異体質は遺伝しないで、あくまでも個体のみだった。
時にそういう噂を聞き、皇帝や王などの絶対支配者は何とか自分のモノにしようとしていた。

「あれね、現代でもずぅ~と続いているんだって」
200年前から科学主義というのが世界中に広まって、科学的でない話は迷信とされていた。
陽水達にとっては迷信とされた方がありがたい。
現代で人類が800年から1200年も生きるとは、学問ある人は誰も信じないだろう。
それが、権力者となると違うらしい。
陽水達にとっては迷惑な話だ。


(登場する人物・組織・その他はフィックションです)


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