カルテ番号 わ・9(81)
その後愛田恵子と陽水は関係する幾つかの組織について話した。
他の長寿族の関わり方、方向性、危機後の救済方法。
裏の権力からの万が一の危険に対する避難法。
事情を知って協力してくれている普通人への接し方。
相談する事は沢山ある。
幾つものパターンも用意しなければならない。
百合の予言では3年後。
だが、それは最も大きな異変だ。
それ以前に幾つもの異変が起きる。
その段階から情報を流し、縁がある人々に繋がりを持つ。
お金に関しては愛田恵子と柳玲香が受け持ってくれる。
避難場所もある程度は用意できる。
だが心身のケアに関しては、全く足りない。
今後は医者、治療者で理解してくれる人が必要になる。
陽水だけではとても間に合わない。
のんびりと暮らしてきた陽水だが、今後は八面六臂の働きになるだろう。
愛田恵子は海外にも場所を作る予定をしている。
愛田恵子はこうした状況に活き活きとして動く。
多分・・・動乱が好きなのだろう。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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