カルテ番号 く・6(5)
「黒沢さん、今日はここまでにしておきましょう」
少し体を揺すられ、黒沢典孝は目を覚ました。一時間経っていた。
「まだ意識がぼや~としますが、徐々にハッキリしますから」
何があったのかわからぬまま、のろのろと起きた。
何も考えられない。眠気も残っている。
「これで、終わりですか?」
「今日は終わりにしておきましょう」
イズに座って、しばらくぼんやりしていた。
何を聞いたらいいのかも考え付かない。
そして、その時になってやっと気づいた。
頭痛が消えている。こんな簡単に治ったとは思えない。
とにかく、不思議、という感覚だ。
「あの・・・これは、何だったのですか?」
「まぁ、通称気功治療ということにしています」
「い、いや、僕の頭痛の原因です」
どこに行っても、薬を飲んでも消えなかった痛みが無い。
一時間で消えるわけがない。どういうことなのだ。
事実は受け入れるが、気功といわれても納得が出来ない。
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
(過去のプログは本館 「氣の空間・氣功療法院」です。
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