水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・124」

2014-02-18 19:35:51 | Weblog



カルテ番号 あ・28 3度目(8)

愛田恵子は日本の幕末から現在までの激変の時代を見てきた。
もっと穏やかに幸せに暮らせるはずの近代化が、苦しみと悲しみに満ちていたのを知っている。
多くの国民に苦しみを味あわせ、現在も苦しんでいる国民が多い原因の人達を見てきた。
苦しみを解消したり、軽減できる立場の権力者が、実にお粗末なのを知っている。
次第に人には深く入り込まない性格になるのだ。

陽水は生れ付きかもしれない。
深くは入り込めない。
軽く、浅くが最も生きとし生ける者への付き合い方だと思っている。
特に死を身近にした相手には、深く係わると相手が苦しみになる事を知っている。
ほとんどの人が付き合い方を逆にしているようだ。

「センセー、これからどうするの?」
陽水は少し困った顔をした。
「自分勝手に生きる、かな」
「アタシも同じだ。目立たぬように自分勝手に」
「愛田さんは充分目立っているとおもうけど」
「だから、これからは注意するわよ」


(登場する人物・組織・その他はフィックションです)



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