水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・619」

2015-07-05 19:29:22 | Weblog



カルテ番号 ま・7(22)

そう言われれば、真木は納得できる。
人は同じものを見ても、同じ感想にはならない。
同じ人に対しても、正反対の感想になったりする。
見ても、聞いても、人それぞれなのだ。
院長は人間の判断自体がそういうものだと指摘している。

「聞くことと、見ることを比べることが無理なのです。
当然ながら、考えること、行うことも比べることはできません。
でも、聞いた話より、実際に見たものを信じます。
考えたことよりも、実際に行ったことを信じます。
自分の体験は、確信に近い位置なのです。
どちらが正しいかの判断力は、元々人にはありません。
確信は、判断力とは別なことなのに、勘違いしてしまいます」

真木は思った。
象の例え話は、人の判断力の狭さを表したものではないのだ。
判断力の狭さは、人間である限り、当然なのだ。
聞いたことより、見たことが強く感じる。
体験すれば、もっと強く信じてしまう。
だから、それぞれが確信しているのだ。

(登場する人物・組織・その他はフィックションです)

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