カルテ番号 の・7(14)
「生物は同種類と触れ合うと、生命力が活性するように創られているようです。
特に一定の体温を維持する機能をもった生物、人間や猫や鳥などですね。
それらを恒温動物といいますが、同じ体温が近くだと安心するようです」
野上香織はそれに反論した。
「私はとても不安になり、生命力は落ちてしまいます。
人によってではないのですか?」
院長はあっさりと言った。
「そういうことも、ありますね」
いや、今言った事と違うではないか。
「私が言ったのは、基本的な生命力の特徴です。
ところが、生物は意識というのがあるのです。
特に人間は意識、心といっていいでしょう、が複雑なのです。
私的にいうと、複雑というのは、歪んでいるという意味ですが・・・」
院長は少し笑って話を続けた。
「単純、というのは、自然体というふうに思っていいですよ。
もっとも、こういう言い回しをする私は、かなり歪んでいる証拠ですねぇ」
結構、この院長は面白いのかもしれない。
真面目に話してくれているが、決して重くはない。
つられて、野上香織も微笑んだ
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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