ある気功師・392
生薬となる原料を混ぜ合わせる。
単一の薬草だけではない。
根、茎、葉、花、鉱物、時には動物の一部。
そうして丸薬を作る。
どれほどの種類があるのか尋ねなかった。
その加工中の一工程毎にずっと真言を唱える。
ずっと「氣入れ」を続けるのだ。
そうして出来上がるのが、本物の生薬だ。
自然界の原料から作るのが生薬ではないのだ。
漢方薬などの生薬も本来はそうして作ったのだと思う。
だが、本当の作り方をいつからか伝えなかった。
あるいは、実行できなくなった。
真言、あるいは他の方法での「氣入れ」が出来なくなったからだ。
現代では、もっとも重要な「氣入れ」という概念も無くなった。
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