alternativeway

パリ、カフェ、子育て、サードプレイス、
新たな時代を感じるものなどに関して
徒然なるままに自分の想いを綴っています。

パリの生き方

2010年08月09日 | インフォーマルパブリックライフ



 日本とフランスは 似ているように見えるところも
沢山あるけど 知れば知るほど その文化といったら
正反対にも近くって その溝を乗り越えるのは
大変だけど それでも私はフランスの適当な感じが
好きだから 知れば知るほど やっぱりいいなと思ってしまう。


 友人によればパリの人たちはなまけもの、で
日曜日の朝なんか早く起きるわけないんだそうな。
朝ご飯?ほらね、11時半に朝食のパンを買いにくる
人がいるでしょ?と教えてくれる。
それでは昼食はどうかというと 12時になんか
食べるわけもなく 2時やら3時になっていて
夕飯はといえば9時くらいに食べるのが普通らしい。
しかも彼らは 食べたいものを食べたいときに食べるから
日本に彼らがやってきたとき お昼時に
ご飯やさんに連れて行っても 「刺身だけ」とか
「豆腐だけ」とか 日本的にはありえない食べ方をする。

 規則正しく、30品目!の日本人主婦にとっては
かなり驚きな生き方だけど 先日ガイドをした人に
「それで平均寿命はどれくらいなんですか?」と
きいてみたところ 70歳か80歳くらいじゃないかと
言われ なーんだ日本とそんなに変わらないじゃないかと
思い ものすごく厳しい食事制限をして 80歳まで
生きるのと 適当に人生を楽しんで 70歳まで
生きるんだったら 私は楽しむ方がいい!と
かなり強く思ってしまった。





 昨日はパリにある素敵な公園やらお庭を
はしごして、公園でのんびりしたり
即席ピクニックをしてみたりしてのんびりと
楽しんでいた。パリの公園をみていると
思い思いに好きなことをしているようで
ジョギングする人 ジョギングしながら踊る人、
子守りをする人、ピクニックの人、
恋人とキスをする人、本を読む人、
サッカーする人、乗馬する人たちもいて
みーんなのんびり 過ごしてる。





 パリにいて 気がついたのは
意外なことに 普通のカフェではあんまりみんな
のんびりはせずに、注文したものを
食べ終わったり飲み終えたりしたら
すっと立ってお会計に行くのだけれど
たまに特別なカフェがあり
テラス席が気持ちよくって
ずっとこのままここにいたい!という
気持ちになっちゃう そんなカフェでは
まわりを ふ と 見渡すと
まわりの人も同じように動いてないし
閉店ですよ と言われたところで
動きたくないという顔をしている。
やっぱり気持ちのいいものは
どうしたって 気持ちいいよね。





 パリにいたら みんながみんな自然体で
自分の欲求に従って いきてけるわけもないけれど
私はここでは外国人で パリのブルジョワじゃ
ないわけで だからこそもっと楽しめる。
パリにいて 自分もアホだと思うけど
もっとアホな人に出会うことも多々あるわけで
ああここは こんなおかしな人でも住めるから
世界中から 天才達が集まってきたのかなあと
そんな時代に思いをはせる。


 パリは本当に 芸術なんかのレベルが高くて
しかもそれに 一般市民がものすごく身近に
触れられるのがすごいと思う。
例えば昨日は二つの美術館を巡ったけれど
その二つとも入場無料の素敵なところで
パリ中には10カ所くらい そんなところがあるらしい。

 それに今は夏だから 2カ所くらいで
月の光で映画を見ようという大規模な企画をしているらしく
ほとんど毎晩 野外映画祭が開催されて
基本的には入場無料で 夜の9時くらいになってから
みんなでピクニックみたいにしながら
のんびりと映画を見るらしい。そんなのが
毎晩あるなんて!本当にいいなと思う。



 美術館に行かなくっても ギャラリーの前を
通ったり ちょっとのぞいてみたりするだけで
お金は一切かからないけど かなり素敵な絵に出会え
その辺の美術館より 感動できることもある。
そんな感じで あんまりお金はかからないけど
うわあと圧倒されるような そして自分も
楽しめるような そんな機会が至る所に存在してて
とてもじゃないけど 2週間じゃ味わいきれない
まあ きっと 住んだところで おんなじだろうと思うけど。





 ここは本当に 世界の中でも唯一の街なんだと思う
とても巡りきれない数の美術館に展覧会(展覧会は
本当にありすぎる!!今は北野武の展覧会もしてるらしい)
連日必ずと言っていいほど開催されてるショパンのコンサート。
セーヌにいったらパリプラージュで人は踊って
美術館の中にいったら長椅子があって
何故か人は横たわり パリプラージュでも
公園の中でも やっぱり人が横になってる
だって 気持ちいいんだもんね。


 フランス人はいつだって Comme vous voulez.と
言ってくる。あなたのお好きなようにどうぞ
だって決めるのは私じゃなくってあなたですから
何を頼んでもいいんですから 遠慮しないでと言ってくる。
あなたの好きなようにどうぞ
え?本当にいいんですか?
日本では遠慮するところをフランス人は本当に好きにする。
フランス料理を食べてみたって 別にそんなに
優雅じゃないし 3代続くパリジャンだって
ディナーの時にフォークをあっと落としたりする。
なーんだ そんなもんなんだ。
コンサートにいったって シャツを来てくる人もいるけど
キャミソールの人だっている。なーんだ そんなもんなんだ
別に気負わなくってもいいんだ
適当で 好きなようにしてればいいんだ

 なんだかそれがとても嬉しい。


 人生において 本当に大切なことって何だろう
私はそれを見失ってた気がするけれど
だんだんと気がつき始めた。
もっと自分の心に耳を傾けて
気持ちよく生きてみたいな
まだまだこれから 人生を楽しむ秘訣を学んでこよう



フランスに行くなら

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