KONA WIND-南の風- iBS学院長・南 徹ブログ

アメリカ人に英語を教えていた日本人が外語学院を作った。その学院長が、日本を、世界を斬るブログ!!

匠(たくみ)ー日本を日本ならしめた資格ー

2012-02-06 13:27:15 | インポート

日本を日本ならしめた資格とは
匠(たくみ)である
一回の入学試験で合否が決まるような
ベニヤ板的資格ではなく
長年の鍛錬修練で切磋琢磨しながら修得された資格である
専門力は無論のこと
人間力を身につけたものでなければ
匠の資格を手にすることはできなかった
中国は数千年も前から
科挙(かきょ)という
現代の資格試験のような受験体制で官僚を選抜していた
漢字や儒教・仏教など
ありとあらゆる文化を中国から輸入した日本ではあったが
宦官(かんがん)のシステムと
科挙のシステムだけは入れなかった
賢明であった
人間の能力とは
昨今の受験システムのような方法で測れるような
単純なものではないと判っていたからである
奉公、弟子入り、塾、寺子屋などの
徹底した師弟関係で育まれる教育は
日本の教育そのものだった
資本主義的
大量の働きアリを生産する教育から
いち早く脱却して
匠を生む教育
日本が日本を創成してきた底力は何であったのかを
もう一度見直す時かもしれない

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ランキングに参加しています。クリックをお願いします!
にほんブログ村 地域生活ブログ 鹿児島情報へ
南徹学院長のIBS外語学院は こちら


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
「生涯学習」とは言っても「生涯勉強」とは言わず... (Sophia@37th)
2012-02-10 00:27:10
「生涯学習」とは言っても「生涯勉強」とは言わず、「受験勉強」とは言っても「受験学習」とは言わない・・・。
私の勝手な解釈ですが、やはり受験は「勉めることを強いる」から「学習」ではなく「勉強」と言うのかな~と思いました。
私は勉強はつまらなくい苦しくて「大~嫌い!」ですが、学習は楽しくてやめられなくなるほど「大~好き♪」です!(*^_^*)笑
日本には改めて「生涯学習」と提唱しなくても、「匠」という最高の学習スタイルを確立していたはずなのに・・・(>_<)と院長ブログを読みながら悔しくなりました。
やはり、日本再興のカギは「教育」の現場や制度を見直すことにありそうですね。(ー_ー)!!
返信する

コメントを投稿