KONA WIND-南の風- iBS学院長・南 徹ブログ

アメリカ人に英語を教えていた日本人が外語学院を作った。その学院長が、日本を、世界を斬るブログ!!

アルバイトと正社員

2007-01-16 15:35:31 | インポート

Dsc00052_1 『将来の保障』という言葉に魅せられて、多くの人々は、本当の学問とは全く異なる、いわゆる、受験のための勉強を一生懸命勉強して、生まれてから大学入学までの18年間を犠牲にしてきた。4年間大学で遊んで、卒業後は正規に会社に雇用契約を結び、自分の一生をその会社に託すことが、一番幸せな生き方だと思い込んでいた。この理想的と思われていた生き方の構図が崩壊してしまった。大きな会社が立て続けに倒産していく。やがて日本人の人口は半分になる。労働者の形は大きく様変わりする。これからは、誰かに面倒を見てもらうために、就職するために勉強するのではなく、自分の力で起業するために学問を楽しむ時代となる。本当に学びたい大学で、学びたい学問を、学びたい教授から学べないのであれば、大卒だけの肩書きは何の意味もなさない。返ってその肩書きが不利になる。18歳から22歳までの4年間、様々な職場でアルバイトをしながら、人間学、社会学、経済学を学ぶ方が何十倍も素晴らしい。多くの職場では、通常の大学では学べない、人間の生きる道を教えてくれる。インターネットは地球規模の図書館であり、知識の宝庫である。安っぽい先生は必要ない。知恵ある人は、意味のない大学で無知な教授から高い授業料を払って無意味な講義を受けることの空しさを知っている。時代は、正社員の時代からアルバイトの時代に変わろうとしている。新しい時代は、新しい形の教育の場を求めている。


人間と人間の距離

2007-01-16 11:14:17 | インポート

Dsc00086_1 人と言う字は大きな『ノ』と小さな『ノ』がくっ付いてできているように見えるが、本当は右側の小さな『ノ』は左側の大きな『ノ』から少し距離を置くためにずらしているのかも?と勝手に解釈してみた。着かず離れず、人と人が上手に付き合っていくための条件の一つである。最近、毎日のように猟奇的な殺人が頻繁に起きている。兄弟、夫婦、親子が殺しあっている。さらに残酷なのは、死体をバラバラに切り刻んでしまうのだから想像を絶する。兄弟喧嘩が耐えないのなら、親子が憎み会うのなら、互いに離れて住めばよい。夫婦が殺しあうぐらいなら、離婚すればいい。でも、なぜか、離れようとしないし、穏やかに離れられない。殺人と言う形で、切り裂くしか、離れる術を見つけられない。お金だけが問題でもなさそうだ。世間体か?日本人の嵯峨か?憎しみながら共に生きる人々。先進国の豊かな資本主義社会は、大切な何かを、どこかに置き忘れてきてしまった。