Medical Tribune という医学界の新聞紙上に、高等教育の必修教科に「生命科学」設定をという記事があった。生物は理系だが、理系の学生ですら、生物を選択する学生が少ない。高校時代に生物を選択しないで、医者になっている学生がいると言うから驚きだ。文系とか理系とか関係なく、生物を学ぶことは必修教養だ。命の尊さや、自然界の常識を学んでいないから、人間はとんでもない行動をする。人は何のために学問をするのか。お金を手にするためだけの学問が栄華を極めている間は、人間社会の崩壊は加速度的に進んでいくだろう。僕は、誰が何と言おうと、頑として、25年間続けてきた講座、Natural Science (動植物や、自然界に関する授業)を教え続けるつもりだ。