お正月の三が日、日の丸を掲げている家を探すのに苦労した。日の丸を掲げることが悪いことのように思っている人が多いのに驚かされる。「日の丸を掲げると特別の団体と思われるから、やめたほうが良いよ」などという囁きだ。我々は、日の丸と戦争が重なってイメージされるように教育されてきた。戦後の教育は大成功だった。完全に近いほど、日本国民に、特に若い世代に、国旗を敬遠させることに大成功した。特別の団体を使って、軍歌や日の丸を極端に主張させ、逆に日の丸を嫌うように仕向けているようにさえ見える。日本のように戦争や殺戮で苦しんだ国々は山程ある。でも、国旗をこれほど軽んじている国を見つけるのは難しい。テレビの画面で、日の丸が焼かれ、引き千切られていても、何も感じない国民を、世界はどんな目で見ているのだろうか。