
志摩の海岸 …。 志摩市大王町名田の 「大野浜」 は、地山 (じやま) が出鼻となって海に突き出した岩場 (荒磯・海食崖) の間に、弧状を成して広がる、全長 200m 程のこじんまりとした砂礫の海浜である。
夏場には、時折海女漁が見られるが、地元民もあまり来ず、釣り人や遊泳者も滅多に無く、ひと気の少ない静かな場所である。
大野浜については、既にこのブログに何回か取り上げ、層内断層入りの漂礫のほか、稲妻模様や層内褶曲の見られる漂礫、きのこ石や黄色玉石などと共に、幾つかのきれいな紋様石も紹介をしてきたが、その後拾い集めた紋様石の中から、特に際立ったものを掲載する次第だ。 ( 掲載写真の漂礫のサイズは、全てこぶし大程度か、それ以下である )
梅雨のまっ只中のぐずついた蒸し暑い日々が続いた、初夏の6月もいよいよ終わりである。 巷の雑木林では、梅雨の晴れ間にはニイニイ蝉が鳴き始めた。
今夏もまた大野浜に行きたいと思っている。 ここは何といっても、実に楽しい我輩の志摩の遊び場なのである。
