昨年のNHK大河ドラマ「真田丸」では、徳川家康も憎々しさが出た半面、人間らしさが描かれていて魅力的だった。
家康が大阪夏の陣で豊臣勢に攻め勝ったのは、慶長20(1615)年のこと。大戦(おおいくさ)を生き延びた家康は、駿府に戻るが、翌年の元和2(1616)年に亡くなった。享年75歳。
きっかけとされているのが同年の旧暦1月21日、冬のさなかに出かけたタカ狩りである。「徳川実紀」などによると、陣中見舞いとして作らせたのが当時珍しいタイの天ぷらだった。食通の家康はたくさん食べて、その晩にひどい腹痛に襲われた。自分で薬学書を読み、薬を調合するほどだったそうだが、そのまま同年4月に死去した。
死因は胃がんともいわれ、タイの天ぷらによる食中毒が、直接の原因とは考えられていない。ただこれ以来、寝込み始めたのは確かで、体力に自信があったがゆえ、用心が足りなかったのかもしれない。中国医学には、「春の不調を防ぐには冬の養生が肝心」という言い方もある。今年一年間、ご自愛のほどを
□南雲つぐみ(医学ライター)「タイの天ぷら ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年1月21日)を引用
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【参考】
「【南雲つぐみ】アボカドの栄養とその調理法」
「【南雲つぐみ】フェリチンに注目 ~貧血対策~」
「【南雲つぐみ】ショウガを飲む ~その薬効~」
「【南雲つぐみ】ナマコとコノワタ ~三河湾では今が旬~」
「【南雲つぐみ】寒たまご ~1日2個以上も可~」
「【南雲つぐみ】安納芋の栄養価と味わい ~焼くか蒸す~」
「【南雲つぐみ】小正月には小豆がゆ ~むくみによる体重増の対策~」
「【南雲つぐみ】「おなかの風邪」の予防と事後処理 ~ノロウイルス、「ロタウイルス」~」
「【南雲つぐみ】食事制限だけのダイエットは危険 ~運動が大事~」
「【南雲つぐみ】温泉の安全な入り方」
「【南雲つぐみ】七草がゆ」
「ミカンのうんちく ~延命長寿の果実~」
「【南雲つぐみ】鍋で養生 ~今年1月5日は小寒~」
「【南雲つぐみ】お雑煮の食べ方 ~事故の防止法~」
家康が大阪夏の陣で豊臣勢に攻め勝ったのは、慶長20(1615)年のこと。大戦(おおいくさ)を生き延びた家康は、駿府に戻るが、翌年の元和2(1616)年に亡くなった。享年75歳。
きっかけとされているのが同年の旧暦1月21日、冬のさなかに出かけたタカ狩りである。「徳川実紀」などによると、陣中見舞いとして作らせたのが当時珍しいタイの天ぷらだった。食通の家康はたくさん食べて、その晩にひどい腹痛に襲われた。自分で薬学書を読み、薬を調合するほどだったそうだが、そのまま同年4月に死去した。
死因は胃がんともいわれ、タイの天ぷらによる食中毒が、直接の原因とは考えられていない。ただこれ以来、寝込み始めたのは確かで、体力に自信があったがゆえ、用心が足りなかったのかもしれない。中国医学には、「春の不調を防ぐには冬の養生が肝心」という言い方もある。今年一年間、ご自愛のほどを
□南雲つぐみ(医学ライター)「タイの天ぷら ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年1月21日)を引用
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「【南雲つぐみ】フェリチンに注目 ~貧血対策~」
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「【南雲つぐみ】ナマコとコノワタ ~三河湾では今が旬~」
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