語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【食】ブルーベリーの美肌効果 ~100%カラダにいい食品(5)~

2018年09月23日 | 医療・保健・福祉・介護
 <ワインとの相性が抜群なのが、チーズ(★★)です。良質なタンパク質が多く含まれる一方、血糖値の上昇を防いでくれます。またカルシウムも多く含まれますから、骨粗しょう症予防にもつながる。
 チーズは乳酸菌などの働きで自然に牛乳を固めたナチュラルチーズと、加熱した上で乳化剤などを添加して成型したプロセスチーズに分かれます。加熱すると乳酸菌が死んでしまいますから、ナチュラルチーズのほうが断然いい。特に、モッツァレラはAGEが少ないのでオススメです。
 コーヒー(★★)は、最近になって糖尿病の発症を抑えたり、動脈硬化を予防する効果があることがわかり、すっかりブームです。1日に1杯は飲んでほしいと思います。
 ただし、インスタントはオススメできません。面倒でコストもかかりますが、自分で豆を挽いたコーヒーでないと時間が経つにつれAGEは増えてしまいます。
 コーヒーとは似て非なるものが「コーヒー飲料」。コンビニなどで売られているペットボトルに入ったカフェオレなどは、1本につき角砂糖10個分以上の糖分が含まれているものもあります。健康にとっては百害あって一利なしです。
 高熱で焙煎された豆も多くのAGEを含むので要注意です。選ぶ際は黒く焦げているものはできるだけ避けること。酸味が強く飲みにくいですが、薄茶色の浅炒りの豆の方が健康にはいいのです。
 果物は糖質が多いので摂りすぎには注意して欲しいと思います。ただ、ブルーべり-(★★★)は積極的に摂って欲しい食材です。豊富に含まれるポリフェノールの一種、アントシアニンは抗酸化作用を持ちAGEも抑制してくれる。また美肌効果もあります。世界的な化粧品メーカーのロレアルの研究所では、肌の老化を防止する効果を検証しています。私もメーカーとともに、ブルーベリーの成分を入れた美容マスクを開発しています。
 玉子(★)は人体に必要な必須アミノ酸を全て含むなど栄養価が豊富。ただ以前はコレステロールを上げるとされ敬遠されがちでした。
 ところが最近になって、コレステロールの約9割は肝臓で作られていて、食事から摂取するのは1割ほどしかないことがわかりました。その結果、2015年から日本でもアメリカでも食事によるコレステロールの摂取基準が撤廃されています。
 健康な人が1日に2、3個程度食べる分には問題ないでしょう。ただし、コレステロール値が高めの人は1日1個までに制限した方が良いと思います。
 これまで合計18の健康に良い食品を紹介してきましたが、摂取する際には次の三点がポイントとなります。
  ①加熱調理は避け、生で食べられるものは生で食べる
  ②少し値が張っても安心できる食品を選ぶ
  ③糖分が多いものは極力避け、炭水化物の摂り過ぎに注意する
 加齢に伴い酸化や糖化は確実に進み、AGEは少しずつ体内に蓄積されていきます。いま食生活を意識して代えることが5年、10年後の健康を左右するのです。いつまでも若く健康であるために毎日の食事に気を配って下さい。>

□牧田善二(AGE牧田クリニック院長)「100%カラダにいい食品(18品目リスト付き) 世界最高峰の医学雑誌が保証する 一週間に一回は摂って欲しい」(文芸春秋 2018年9月号)から一部引用

 【参考】
【食】ワインは一日一、二杯 ~100%カラダにいい食品(4)~
【食】「老けない食品の王様」 ~100%カラダにいい食品(3)~
【食】「焼く、揚げる」に要注意 ~100%カラダにいい食品(2)~
【食】酸化・糖化・AGE ~100%カラダにいい食品(1)~

 100%カラダにいい18品目(1) (クリックして拡大)
 

 100%カラダにいい18品目(2) (クリックして拡大)
 

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