語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】受診メモの利点 ~短い時間をうまく使うために~

2018年03月26日 | 医療・保健・福祉・介護
 「今日はどうしましたか」。体調が悪く不安があって病院に来たのに、診察室に入って聞かれた途端に、何も言えなくなることがある。その逆に、痛みやつらさを全部伝えようとして説明が長々しくなり、伝わりにくくなることもある。
 厚生労働省が2014年に行った「受療行動調査」では外来での診察時間が、「3分~10分未満
51.8%で「3分未満」が16.3%だった。
 短い時間をうまく使うために、不安に感じている体調の変化や不調の様子をメモにして持参してはどうだろうか。「いつごろから」「どんな痛み」「何が一番つらいか」などを書いておくと診察室で思い出しやすい。血圧の記録やこれまで飲んでいた薬も持っていくとよいだろう。
 インターネットなどで調べて病名の見当がつくこともあるが、「胃炎だと思うのですが」「片頭痛で・・・・」と自分で言ってしまうのはよくないだろう。こうした先入観なしに、あらゆる病気の可能性を想定して医師には診察や検査をしてもらったほうが、正確な診断につながるからだ。

□南雲つぐみ(医学ライター)「受診メモの利点 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年7月27日)を引用

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