語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【ピケティ】総特集号(「現代思想」2015年1月増刊号)の目次

2015年01月15日 | 批評・思想
(1)トマ・ピケティ インタビュー
 「マルクスなんてどうでもいい 左翼ロックスター経済学者へのインタビュー」
   ・・・・インタビュアー:アイザック・チョティナー(本橋哲也・訳)
 「資本、労働、成長そして不平等」
   ・・・・インタビュアー:ニック・ピアス+マーティン・オニール」(渡辺景子・訳)

(2)『21世紀の資本』のインパクト
 「キャピタル・マン
   ・・・・エミリー・エイキン(沖公祐・訳)
 「私たちはなぜ新たな金ぴか時代に居るのか
   ・・・・ポール・クルーグマン」(山家歩・訳)

(3)日本から読む
 「国家の社会性を取り戻すために『21世紀の資本』が壊すトリクルダウンの幻想」
   ・・・・浜矩子
 「格差は止めなければ止まらない 政治的無為への警告としてのピケティ」
   ・・・・竹信三恵子
 「トマ・ピケティ著『21世紀の資本』の衝撃」
   ・・・・橘木俊詔

(4)格差と不平等の総合理論へ
 「『21世紀の資本』論と『資本論』 格差再拡大の政治経済学」
   ・・・・伊藤誠
 「公共哲学としての『21世紀の資本』 経済の民主化の構想のために」
   ・・・・中野佳裕

(5)議論の焦点
 「ピケティの「グローバル富裕税」論」
   ・・・・諸富徹
 「悲観的クズネッツ主義者の挑戦
   ・・・・中山智香子
 「メリトクラシー再考--ピケティ『21世紀の資本』を読んで」
   ・・・・堀茂樹

(6)浮上した課題
 「ピケティ『資本』への補足」
   ・・・・デヴィッド・ハーヴェイ(長原豊・訳)
 「主体性の唯物論的理論に向けて」
   スラヴォイ・ジジェク(松本潤一郎・訳)
 「絆創膏・疫病・資本--「富」 サゲのない三題噺」
   ・・・・長原豊
 「資産・レントそして女性 レント資本主義へのフェミニスト分析に向けて」
   ・・・・足立眞理子
 「ピケティ『21世紀の資本』批判
   ・・・・ボブ・ローソン」(佐藤隆・訳)

□「現代思想」2015年1月増刊号(青土社)
 総特集:ピケティ『21世紀の資本』を読む --格差と貧困の新理論
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【食】買ってもいいインスタント食品

2015年01月15日 | 生活
 『買ってはいけないインスタント食品 買ってもいいインスタント食品』の帯にいわく、
  <シリーズ50万部突破!>
  <定番商品のノンフライめんで「がん」になる!?>
  <便利なカップスープが下痢の原因!?>

 本書は4章に分かたれる。
   第1章 買ってはいけないインスタント食品・・・・<例>「日清ラ王」、「赤いきつねうどん」
   第2章 買ってはいけないと買ってもいいの中間・・・・<例>「日清麺職人」、「スープはるさめ」
   第3章 買ってもいいインスタント食品・・・・後述 
   第4章 より便利でおいしいインスタント食品を 
 第4章は、いわば資料であり、インスタント食品の歴史から容器・包装までを論じる。

 「はじめ」によれば、インスタント食品には大きな問題が3つある。
  (1)添加物が非常に多い。・・・・10~15種類の添加物が一度に胃の中に入る。消費者にメリットがない。
  (2)麺を油で揚げた製品が多い。・・・・油が酸化した過酸化脂質は毒性物質。
  (3)塩分(ナトリウム)が非常に多い。・・・・食塩に換算すると5g前後、多い製品は8gを超す。
 また、低カロリーの合成甘味料は、例えばアスパルテームは脳腫瘍を起こす。動物実験では白血病を起こす。
 こう書くと、世の食品は危険に満ち満ちているかのようだが、本書が検証した115品目の中には「体によい食品もたくさんある」のだ。よって、ここでは第3章の買っていい例をとりあげる。

 (a)麺類・つゆ
 「上州手振りうどん」(星野物産)、「讃岐ざるうどん」(石丸製麺)、「セブンプレミアムそば 手もみ式製法」(セブン&アイ・ホールディングス)、「深大寺そば」(しなの麺工房)、「揖保乃糸」(兵庫県手延素麺協同組合)、「トップバリュそうめん」(イオン)、「黄金の大地 まるごと有機そうめん」(はくばく)、「にゅうめん まろやか鶏だし」(天野実業)、「匠のだし蕎麦つゆ」(ヤマキ)、「特選 桃屋のつゆ 化学調味料無添加 濃縮2倍」(桃屋)、「キッコーマン 削りたて ざるそばつゆストレート」(キッコーマン)、「上野藪そばつゆ」(上野藪蕎麦総本店)

 (b)スパゲティ・ソース
 「マ・マー スーパープロント 早ゆでスパゲティ」(日清フーズ)、「オーマイ スパゲティ(1.3mm)」(日本製粉)、「ディ・チェコNo.10フェデリーニ(1.4mm)」(日清フーズ)、「バリラ スパゲティNo.5」(日本製粉)、「アンナマンマ トマト&ガーリック」(カゴメ)、「バリラ アラビアータ」(日本製粉)、「ベラ エミリア パスタソース イタリアントマト」(ミナト商会)

 (c)即席みそ汁・スープ等
 「赤だし なめこ汁」(天野実業)、「トップバリュ もずくスープ」(イオン)、「ふじっこ 純とろ」(フジッコ)、「マギー 化学調味料無添加コンソメ」(ネスレ日本)、

 (d)乾物
 「無添加ふりかけ ひじき」(浜乙女)、「トップバリュ のり茶漬け」(イオン)、「ラーメンの具」(魚の屋)、「ふえるわかめちゃん」(理研ビタミン)、「さっとそのまま 味噌汁の具」(ヤマナカフーズ)、「小町麩」(常陸屋本舗)、「素材力 こんぶだし」(理研ビタミン)

 (e)インスタントコーヒー・飲み物
 「ネスカフェ ゴールドブレンド」(ネスレ日本)、「ブレンディ スティック ブラック」(味の素ゼネラルフーヅ)、「スターバックス ヴィア イタリアン ロースト」(味の素ゼネラルフーヅ)、「モンカフェ マイルド ブレンド」(片岡物産)、「スターバックス オリガミ ハウス ブレンド」(味の素ゼネラルフーヅ)、「UCC アロマリッチセレクション」(UCC上島珈琲)、「お~いお茶 緑茶 ティーバッグ」(伊藤園)、「日東紅茶 デイリークラブ」(三井農林)、

 (f)レトルト食品
 「味の素KK 白がゆ」(味の素)、「十六穀がゆ」(たいまつ食品)、「カトキチ さぬきうどん」(テーブルマーク)、「セブンプレミアム えだまめ 塩味」(セブン&アイ・ホールディングス)

 (g)フリーズドライ食品
 「おかゆ 紅鮭」(天野実業)、「香る野菜カレー」(天野実業)

□渡辺雄二『買ってはいけないインスタント食品 買ってもいいインスタント食品』(大和書房(だいわ文庫)、2013)
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