散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

カクテルの会

2008年06月18日 22時43分14秒 | 飲み歩き・大通、札幌界隈
芸森帰りに長時間歩き、喉はカラカラだ。ギャラリー巡りを終えた16時半頃、札幌駅近くの立ち飲み「A」でビールを飲んだ。まだ外は明るく、仕事中の人がこちらを見ながら通り過ぎていく。





なんとか18時半まで時間をつぶし、「G」ホテルの「OS」へ。今日の料理はアスパラがテーマである。飲んだカクテルは以下。

1杯目:カンパリ+グレープフルーツジュース
2杯目:ホワイトレディ(ジン+ホワイトキュラソー+レモン)
3杯目:マルガリータ(テキーラ+ホワイトキュラソー+ライム)
4杯目:サイドカー(ブランデー+ホワイトキュラソー+レモン)
5杯目:XYZ(ラム+ホワイトキュラソー+レモン)
6杯目:バラライカ(ウォッカ+ホワイトキュラソー+レモン)
7杯目:ニューヨーク
8杯目:バンブー
9杯目:クリサンシマム

誰も気がつかなかったようだが、2~6杯目はほぼ同じレシピでベース違いという注文にしてみた。やはり酒+甘み+酸味というのはカクテルの王道であると思う。

食べ物ではロールキャベツ・茸のアラビアータというのが美味しくて、お替りをしてしまった。今日は食べ物が出てくるのが前半に集中し、カクテルの7杯目と8杯目の間がずい分あいて、ちょっと時間配分がイマイチだった。そんなこともあり、あまり酔った気がせず(絶対酔ってるのだが)、すすきのに移動。バー「N」へ。

1杯目はジャマイカマティーニ、2杯目はフェルネブランカ+ブランカメンタ+スーズ+アニゼット+レモンの苦いカクテル。しかしさっぱりしていて飲み易い。最初から2杯と決めていたので、これにて帰宅。

20080618ギャラリー巡り

2008年06月18日 16時25分24秒 | ART
本日は芸術の森美術館→ギャラリー創→趣味の郷ギャラリー→さっしん→スカイホール→さいとう→時計台→たぴお→大丸の9箇所。

■芸術の森美術館「SAPPORO IS WHITE」。初夏を思わせる芸術の森入口。バスから降りて美術館に向うのは私一人だ。入口すぐの橋から川面を見おろす。



美術館前の「藤沢レオ展-パサージュ-」を眺めつつ、展示室へ。





白鳥陽一「PARADISE OF SNOW」シリーズ。タイトルと画を見比べると面白い。「変な夢」という作品では、変な夢で人の頭が火照ってようだ。
西田陽二「MADONNA DELLA SEGGIOLA」。作品は確かに”白”のイメージであるが、良く見ると微妙な色彩で描かれていることが分かる。
堀田真作。確かこの人の作品を今はなきthis is galleryで見たことがある。今回はあの時の作品よりはるかに大きな作品展示だ。アルミニウム加工された表面が、雪のきらめきや氷の表面を思わせる。

伊藤幸子「カイスイヨク」シリーズ。床を海面に見立てて、展示場の奥に行けば行くほど徐々に深くなっていく様を表現している。鑑賞者は水面上を歩くかのようにそれを見るのだ。奥のスペースが足りないために「潜」という作品は壁面に置かれている。残念な気もするし、よりシュール感が増している気もする。
藤田真理「Whited Dandelion」。ギャラリーミヤシタで見たが、暗闇に浮かぶ真っ白なタンポポの姿、非常に印象的で素晴らしい。
同「Tree condition」。樹が中空にうかび根が横に伸び、その根の影が白い床に落ちている。樹って別種の生き物だなあという怖さを感じる作品。

渡邊慶子。ベースは白色だが青や赤が虹色のように見える抽象版画。抽象といっても形も分かり易い美しさなので、見やすくて良い。

工芸館で「ビアマグランカイ」。私がビアマグに求めるものは、(1)シンプルなデザイン、(2)不安定に見えないこと、(3)グラスの口が少し広がっていること、(4)グラスの縁が薄めであること、のようである。

芸森から戻る時に少し歩いてみようと思ったのが大間違い。バス停の途中でバスに抜かれ、結局エライ距離を歩いてしまった(芸森前から石山陸橋を過ぎるまで)。次の写真は「理容のきい」。きい=紀伊? なんとなく不思議な看板だ。



それから巨大な涅槃像。重々しさはあまりない。街中に戻りギャラリー巡りを継続。



■さいとうギャラリー「安達久美子個展」。「川床」は水の流れや溜まりを的確に表現していて、中々の作品。

■大丸画廊。伊藤光悦の普通の風景画にビックリ。輪島進一もあの動きを表す動線を控えめにした作品(バレリーナ2点、風景1点)が販売されていた。

平日ならでは

2008年06月18日 11時31分02秒 | 食べ歩き
久々の平日休み、なるべく土日には行けない店に行っておきたい。ということで土曜日が営業しているかどうか良く分からない、レストラン「T」へ。昼食時を避けて早く来たので、客は一人だ。



メニューにはかなりそそられるものが多いのだが、ハンバーグスパゲッティ(ケチャップ味)にしてみた(お子様向けだ)。

クラシックなケチャップ炒めスパゲッティと、上にはかなりのボリューム感のあるハンバーグが載っている。ハンバーグは熱々でかなり肉肉しいかんじ。それからこのスパゲッティにはタバスコと粉チーズがかかせまい。



昔ながらの味を楽しんだが、他にもポークステーキ、ステーキ、ビーフシチューも入った弁当などのメニューがランチで食べられるのだ。また来て見たいと思う。

明日は休み

2008年06月17日 20時30分32秒 | 飲み歩き・琴似界隈
平日にやっておきたい用事もあり、明日は休みを取ることにした。休みの前日ともなれば、飲みに行くしかあるまいと、ちょっとご無沙汰だった琴似の「D」へ。

気温はもう一つだが初夏の雰囲気となると白ワインだ。バーではあまりビールを飲まない私には、1杯目に冷たく爽やかな白ワインということが時にある。

2杯目は今月の入荷からストラスアイラ1989カスクストレングス15年。強い中にもかなりの甘さを感じる。シーバスリーガルの原酒の一つだそうで、たまにシーバスも飲んでみたくなったりする。

3杯目はアクアビットギムレット+マラスキーノ。冷たくさっぱりした感じにほのかな甘み。これも夏っぽい飲み物の一つである。

最後にアイラスーパーヘビー19年。19年熟成のボウモア55%+ラフロイグ40%+カリラ5%という贅沢なつくりながら、ヴァッテッドモルトのせいか値段が高くない。味はスーパーヘビーという割にはマイルドで飲み易いが、スモーキーな香りが延々と口中を楽しませてくれるところはさすがである。

さて明日はカクテルの会の日だ。いつも仕事が終わるかハラハラしているのだが(終わらない時もあった)、休みなので間違いなく行けるであろう。行く前に1杯やったりしないように気をつけねばなるまい。

20080616最近読んだ本

2008年06月16日 07時18分46秒 | 読書
会社帰りに菊水方面に歩いてみた。やや肌寒く、早々に帰宅。今度また行ってみようと思う。

「ホカベン ボクたちの正義」中嶋博行
ネタが割れるのでストーリーは書けない。ほどよくどんでん返しがあると言っておこう。アメリカ流のシビアな弁護士会社が舞台かと思ったら、上司がとても物分りが良く腰砕け。適当な薄味っぽさだ。

以下、図書館の7冊。
「ぼくが体育の家庭教師」水口高志
私の子ども時代にぜひお会いしたかった。

「知床開拓スピリット」栂嶺レイ
写真展を2回ほど拝見したが、結局買わずに図書館で借りてしまった。知床開拓からイメージされるような、開拓→あきらめ→離農というパターンではなかったことが分かる。開拓民が知床を離れるきっかけもそういうことだったのかと。

「お父さんが叱れない理由」尾木直樹
もちろん、お父さんのせいだけではないということだ。ところで文中に「21世紀に期待が持てる」というアンケートで米中に比べ、日本が著しく悲観的なことが問題視されているのだが、実に正しい認識というべきではないだろうか。アメリカ流の資源の使い方、中国の成長度合いで21世紀に期待が持てるというのは、無知以外の何者でもないと思う。

「昭和のお母さんを見直す本」秋山正美
アナクロの一言。もちろん昭和のお母さんに学ぶべき美点がたくさんあることは分かる。しかし、なぜ現在そうではなくなったのか、そうではなくなった理由(責任)はどこにあるのかということに関する考察は一切ない。作者の世代に責任大だとおもうのだが。

「大人のスピード勉強法」中谷彰宏
この人、沢山本出しているんだよね。中身が薄く、延々と同じようなことが書いてある。文中で速読について書かれているが、なるほどこの本は早く読めるね。

「アスペルガー症候群の子どもを育てる本 学校編」佐々木正美
この症候群の特徴を私もかなり持ち合わせているのだが、やはり本当の病気として認識されるものとは違うようだ。コミュニケーション不全が現れるため、非常に接することが難しいことは間違いない。

「江戸っ子のたしなみ」藤原千恵子
あっけらかんでカラッとした江戸っ子の様子を書いた本。「だから現代は」式の批判がさほどないので、さらっと読める。

20080615最近読んだ本

2008年06月15日 23時01分00秒 | 読書
「不可侵領域 ペリーローダン348」ヴルチェク、フォルツ
ラール人の宇宙艦にエネルギーを供給する種族と、公会議に属する種族をまとめ上げている平和的な種族が登場。この辺が新たな切り口になるのか。

「鬼平犯科帳18」池波正太郎
再読。

「奇食ハンター2」山本マサユキ
微妙に不気味な食品ばかりが登場。

「銀河の間隙より」ランドル・ギャレット
地球に到着した異星人が地球人のある風習を知ってから地球人類殺戮へとはしる。何が異星人の逆鱗に触れたのか。主人公側にも謎がありミステリ風味の味付けもしっかり(再読)。

「クビシメロマンチスト」西尾維新
本筋とは関係ない通り魔殺人鬼の登場に意味が感じられないな。本筋の動機については意図的に安っぽく書いているけれども、確かに殺人の代表的な動機なのである。現実もどう取りつくろっても、この程度の安っぽい動機で殺人は起きているのだな。もちろん高潔な理念の元に起きる殺人というのも、余計ろくでもない可能性が高い。

以下、図書館の3冊。
「会社は2年で辞めていい」山元
一般に「会社は3年は続けろ」というが、それ自体が会社のオッサン達の都合であると。確かに今時の会社は全然定年まで守ってくれないのだから、さっさとやめたほうが良いかもしれない。

「就職お悩み相談室」森永卓郎、清水建宇
自分が就職した時は悩んでなくてすみません。

「仕事一途人間の「中年こころ病」」高橋祥友
確かにバリバリ仕事をしていた人ほど、折れ方が激しいような気もする。私自身、周囲でうつ病になった人を見ているので、シャレにはならないのだ。

移転した先で

2008年06月15日 13時09分31秒 | 食べ歩き
かつて西18丁目駅ビルにあった「H」が円山鳥居のあたりに移転したのもしばらく前になる。西18丁目時代はかなり気に入っていたカレー料理店(ネパール?)だったが、移転後は場所が行きにくく、初めての訪問となる。



ラムティカというカレーとナンを注文。すぐ登場した注文品であるが、まずナンの香りと表面の照りが食欲をそそる。早速ナンをちぎってカレーにつけて食べる。辛さは中辛を頼んだのだが、それほど辛くないようだ。何だろう、野菜のみじん切りがアクセントになっている。



次にラム肉を食べてみると、こちらにスパイス味がかなりついており、これはあまり辛くないカレーとのバランスが良いかもしれない。なかなか美味しいカレーで、食べ終わって特に思ったのが、油っぽさが全然ないことだ。他の店ではスパイスの風味を油で引き出すせいか、食べ終わると時に胃が重苦しい感じになることがあるのだが、これはさすがといえるだろう。



食後に「お祭りなのでサービスです」とチャイを出してもらった。カレーの後味で良く分からないが、かなりスパイス風味の聞いた甘いチャイが異国風味でなかなかよろしい。



最後に一言だけ。ランチメニューでなく単品注文だと、結構いい値段である。

20080615ギャラリー巡り

2008年06月15日 11時56分05秒 | ART
本日は宮の森美術館とギャラリー門馬ANNEXの2箇所。

■宮の森美術館「榎忠展」。「ハンガリー国へハンガリ(半刈り)で行く」という展覧会リーフレットに頭痛がしていたのだが、意外とちゃんとした展覧会でよかった。エレベーターを降りるといきなりこちらに銃口が向いている。「Kamui 77.5mm C2H2」という作品(最後の数字の2は原子の個数を表す小さい数字)である。作品に「Life Self Defence Force」と書いてあるが、「生命自衛軍」ということだろうか? しかしこの英語を見ると「自衛隊」とは訳せないな。

続いて「Unearthing」という機械のパーツを都市風に並べた作品。一原有徳の版画作品を思い浮かべたが、あちらは虚無感さえ漂う感じ。こちらは目の前に鉄の塊があるのだから、具体感極まりない。

都市を構成する部品には鉄に錆びがうかんでいたが、次の第二室ではシルバーの未来都市が立ち並ぶ。勢い良く作ったものの誰も住まずに死滅した都市のようだ。一番奥の部屋ではさらにその都市っぽい物体の下に明りがついている。その白色光は死の清潔感をあらわしている。

第三室では「AK-47」という鉄製の銃を模した作品。その銃が部屋の両サイドに列をなしているのだ。そこを通り抜ける時、「ハイル、○○!」とか「デスラー総統万歳!」と頭の中に浮かんでしまう。

最初に書いたが、中々面白い展覧会であった。行って損はないが、鉄っぽいものに興味のない人は駄目かも知れない。

■ギャラリー門馬ANNEX「木村環 作品展“anger is holy”」。前回の「アリス」のやや過剰なキャラクター感から一転して、人物の不在という感じだ。しかし樹木、鳥の群、波、毛?、毛玉、草むらなどが描かれ、そこには何がしかの気配が漂っているのだ。私のお気に入りは”草むら”作品で、容易に感情移入させず、それを鏡にして自問自答に入らされてしまった。その隣の木でできた不定形パックマンのようなものも、何だか妙に気になる。

冒頭写真は住宅街で発見した本郷新作品。

追記。ギャラリー門馬まで約4キロほどあるようだ。しかし道にアップダウンがあるので、結構キツイ。夏場は歩いていきたくない。

20080614ギャラリー巡り

2008年06月14日 16時01分21秒 | ART
日のあたっている所は初夏の雰囲気もあるが、ちょっと風が吹いたり日陰にいると肌寒い、今日の札幌である。道立近代美術館→コンチネンタル→市民ギャラリー→札幌市写真ライブラリー→ユリイカ→北海道画廊→ARTスペース→丸井→さいとう→スカイホール→三越→ウェストフォー→時計台→たぴお→富士フィルムフォトサロン→紀伊国屋→道銀駅前支店の17箇所。

■道立近代美術館「北海道立体表現展’08」。単体で見て「これは!」という作品があまりなかったような気がする。その反面、展示室を風景として見渡してみると「あんな形もある。こんな形もある」という気になり、面白い。通常とは違い、展示室中央が抜けられるようになっているのも、その辺を考慮しているのかも知れない。

佐々木けいし「棲(せい)」。石原藤夫の「ハイウェイ惑星」という作品に出てくる車輪生物(カワイイ)を思い出した。この小説は、異星文明が惑星全体にハイウェイ網をはりめぐらした後に絶滅、原住動物がハイウェイを活用する方向に進化した結果、車輪型の形態を取るようになった話(SF)である。「棲」が古レールでできているというのも、味があるな。

菅原尚俊「時の銀河」。立方体方の大きな石にへこみと銀河を模した彫跡をつけた作品。「宇宙をぼくの手の上に」という感じだ(手に載るサイズじゃないが)。

野又圭司「壁」。中央に高層ビルがありその周囲は都市要塞のように壁で囲まれている。壁の外にはテントやバラックといった形の建物があり、なんだか「格差社会」という言葉が浮かんでくるような感じだ。しかし、高層ビルもむなしく朽ち果てているようでもあるのだ。

■札幌市写真ライブラリー「ハッセルブラッドフォトクラブ写真展」。畑田巌「晩秋の熊ヶ岳」では山・雪・緑・紅葉のグラデーションが工芸作品のようである。太田繁「変形太陽」「四角太陽」も非常に良いタイミングで太陽を捉えている。「変形太陽」はキノコ雲のようでもある。

■さいとうギャラリー「大坂寛写真展」。まさに作者の目が認識したものを実体化した作品展である。何気ない写真ではなく、まさしく「大坂作品」といえるだろう。樹木と女性裸体がテーマだが、東京都台東区や千葉県(市?)中央区に、驚くべき巨木があるのだ。

■スカイホール「内田かをる展」。旭岳など雪景色を中心とした油彩。北海道人には良く分かる風景である。

■時計台ギャラリー「森山誠展」。大好きな森山作品を堪能。卓上シリーズの何も写らないグリーンのモニターが印象的。「卓上(花)08-1」では花瓶の存在感と紫色の花の色彩が全体的にモノトーンの画面の中で光って見える。

16箇所回り終えて、遠くに札幌まつりのお囃子を聞きながら、ビールと角サンで休憩。



追記。スカイホールでKさんにお会いする。個展に向けてキャンバスを張り、下塗り中とのこと。何と今回は4回下塗りするそうなのだ。実作はやはり大変である。

喫茶K

2008年06月14日 11時22分24秒 | 食べ歩き
西11丁目駅で降りて、以前より一度行ってみたいと思っていた喫茶「K」へ。何とも昔っからの店構えである。私はもはやオッサンなので今風のカフェには入る気がしないし、かといって昔から通う喫茶店があるわけでもない。バーには興味があるが、実は喫茶店にはあまり興味がないのである。

そんな私も、最近喫茶店の食事メニューがちょっと気になるのである。この店もTV番組でスパゲティが紹介されており、行ってみようかという気になったのだ。



時間が中途半端のため客が誰もいない店内へ。早速「ナポリタン」というと、店のオヤジさんが「今日、スパゲティ切れてるんだわ」と、午前中にはあるまじきお答え。他に出せるメニューを聞き、こちらも気になっていたラーメンを注文することになった。

ラーメン作成は店のお母さんが担当。先に出してもらったアイスコーヒーを飲みながら、待っていると予想通りのクラシックな醤油ラーメンが到着した。ゆで卵は半熟なんかじゃない、固ゆでをしかもスライスしたもの。麩が3枚ってのも珍しい。



早速箸をつけると、作成時に何かを炒める良い香りがしていると思っていたが、玉ねぎが入っているのだ(もやしは無し)。これがスープに甘みづけをしている模様。チャーシューも昔ながらの味わいで、これはこれでなかなか美味しいと思う。



満足して帰りがけ、お母さんに「今日はスパゲティ切れてるんですね」というと「多分、お祭りで暇だと思って茹でなかったんだわ」という推測を述べてくれた。しかしラーメンも予想通り(以上?)の美味しさだったので、また来てみることにしよう。

20080613最近読んだ本

2008年06月13日 08時14分10秒 | 読書
「賢者はベンチで思索する」近藤史恵
ファミレスで時間をつぶしている老人が、事件の謎解明に乗り出す。しかしどうもこの老人、正体不明で怪しすぎるのだが・・・。夢のある作品である。

「銀の聖者3」武論尊、原哲夫、ながてゆか
トキ様外伝なのだが、今回は本編の焼き直しでひどいものである。トキVSラオウの一回戦もどっかで見たような展開。

「木野塚佐平の挑戦だ」樋口有介
定年で探偵事務所を立ち上げた木野塚。ちょっとおかしな人たちのつまらない事件に巻き込まれているかと思いきや、最終的にはとんでもない秘密を握ってしまう。ユーモアソフトボイルドかな(全然ハードじゃない)。

「ハイドゥナン3,4」藤崎慎吾
南西諸島沈没の危機とそのバックグラウンド理論だけで十分面白い作品になると思うのだが、それに伝奇要素を絡めた意味は何だろうか。好みとしてはマイナスポイントになってしまった。

以下、図書館の3冊。
「子どもの格言」しんどうこうすけ
子どものハッとする一言をまとめた本。1歳の娘に、ママの帽子をかぶったパパが「だーれだ?」と聞くと、困惑しながら「・・・マパ?」。こりゃ可愛いっす。

「LDとADHD」上野一彦
LDとかADHDというのが明らかに診断のつく病気であるのか、それともそういう症状を発した人につける概念的なものであるのかが良く分からない。

「どうする理数力崩壊」筒井勝美、西村和雄、松田良一
まあ「ゆとり教育」というのが何の役にも立たなかったのは間違いないわけで。私が思うに、ある程度の暗記は必要であると思う。「辞典/辞書を見ればすむ」というが、最低限の知識を知らなければ辞書を引くということさえ思い浮かばないと思う。また、人と議論する最中にいちいち辞書を引くのかと。

もう一つ思うのが理系/文系という言葉自体が勉強をしない言い訳に過ぎないということだ。どちらも兼ね備えていることが必要なのだが、どちらかというとベースになるのは国語(学校でやる下らない国語ではない)だと思う。少なくとも自国語をまともに読み書きできない人は、コミュニケーション不足というハンディを背負うことになる(不幸にして読み書きができない状況に置かれてしまう事情があるのは分かる)。

しかし平安時代に暮らしているならいざ知らず、現代では科学技術の基礎知識がなければ、身を守れないのだとも思う。インチキ科学にだまされたり、危ない方向に技術が暴走していることを認識できないからだ。

20080611最近読んだ本

2008年06月11日 21時05分15秒 | 読書
「日本沈没 第二部 上下」小松左京、谷甲州
日本が沈んだ後の話。異常気象が拡大し世界は寒冷化へと向う。思えば私が子供の頃は「今は間氷期でいずれ氷河期が来る」との予測がもっぱらであった。それが現在では温暖化の予測ばかり。結構いい加減なものである。

以下、図書館の6冊。
「新卒無業」大久保幸夫
現在はどうも仕事と職業意識のミスマッチが多いような気がする。必要な労働力と人材は結局の所、それ程変わらないと思うのだが(業態のシフトは必要かも知れない)。会社もコストダウンを言いすぎることで失っているものがあると思う。CSRなんて抜かすなら、まず正当な賃金をきちんと払う必要があるだろう。

「夕張あの頃の炭都」安藤文雄 他
炭鉱町の賑わいはもちろん知らないが、子供の頃の運動会の様子や街の賑わいは何となく分かる。

「若者の犯罪 凶悪化は幻想か」間庭充幸
事例を色々あげているが、結局の所何も分からないと言っているだけ。それはさておき、過去にも有名な凶悪事件はあるが、私も知らない事件の事例が沢山あった。結構驚くような酷い事件があるよ。

「こんな教科書あり?」谷川俊太郎、斎藤次郎、佐藤学
確かにダメな内容の教科書があるのは分かる。しかし教科書ごときに何を求めてるんだという感あり。私に言わせれば、教科書しか読まないような人間にはどんな内容であっても無駄(あまりにも視野が狭いから)。教科書以外にも本を読む人間からすれば、教科書の内容などどうでも良い(ひどい内容でも相対的に読めば良い)。教科書がちゃちでインチキ臭いなんて、子どもも分かってるよ。

「有名私立校の真実」子育てと環境を考える会
私自身、オール公立校なので良く分からない。

「食を育む」師岡章 他
どうも「食育」とか「スローフード」という言葉が好きになれない。言葉というよりもその部分だけを取り上げるやり方が気に入らないといった方が良いかもしれない。食べ物ばかり着目しても何も育つわけではないし、スローフードなど幻想に過ぎない。衣食住、仕事、人生観、制度含めてトータルに見て、初めて何がしかのことがあるのであって、「食」にばかり着目するのは木を見て森を見ない逃避的態度であると思うのだ。

わりと暇な今週前半

2008年06月11日 20時47分15秒 | Weblog
仕事が軌道に乗り、先週から平穏な日々をすごしている(いずれまた忙しくなる)。18時頃余裕で帰宅できる状況になるので、その後を有意義に過ごしたいと思うのだ。

9日(月)。歩いて家まで帰る。約1時間15分かかる。

10日(火)。地下鉄で琴似に移動し「R&R」へ。エーデルピルス、テキーラライム2杯を飲む。「足立成亮写真展」を見たいのもあって来たのだ。作品はモノクロの樹木写真で、樹木は生命体(それはそうだが)にも、きわめて複雑な地図にも見える。面白いが、特に何の説明もなく、見る人まかせ過ぎるような気もする。

11日(水)。札幌駅方向に移動し、昼は喫茶、夜は200円居酒屋という「S」へ。発泡酒、ワイン、レモンサワー、つくね、牛筋煮込み(300円)、マカロニサラダ、焼そばを食べる。つくねは不定形な鶏ハンバーグという感じだが、熱々で肉汁あふれる旨さ。焼そばは具がほとんどキャベツ・玉ねぎだけだが、締めの食事としては満足である。

全然有意義に過ごしていない。