散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

お勧めの店

2008年06月03日 20時27分58秒 | 飲み歩き・琴似界隈
先日閉まっていた琴似の居酒屋「S」を再訪してみた。バーの人々に勧められたという店である。開店一番目の客になってしまい、「もう少し人が入っていればなあ」と思うがやむを得ない。

まずビールを注文すると、通しにカニサラダが登場した。ほぐしたカニ身をあっさりマヨネーズ風で合え、水菜をあしらったものである。あっさりした味だし、なかなかやるな。

黒板に季節のメニューがあるのだが、最初なので「おまかせ3品」というのにしてみた。何がくるのか楽しみである。

さて、第1品目は予想通り刺身だ。サクラマスのルイベと鯵刺身の2点盛である。サクラマスのトロッとした脂と、鯵もぴちぴちした感じだが脂がほど良くある。これは燗酒に切り替えだな。

2品目はにしん焼き物と磯ツブ(かなり大きい)。大体こういうおまかせは皿に1品ポンと置いてあるイメージなのだが、つまなどの飾りも美しく、2品というのが嬉しい。

3品目はハマボウフウとエビのかき揚げだ。これまでに食べた経験ではハマボウフウというのは目立った個性がない。しかし油で加熱したせいだろうか、非常にワイルドな香りが立っている。聞くと、日本海側のどこかから野生のものを取り寄せているらしいのだ。流通しているものとは一味違うらしい。

燗酒をもう一本頼み、最後に牛筋辛味噌煮を注文した。しばしたって土鍋に牛筋、もやし、ニラがグツグツと沸き立った状態で登場。これは辛い・熱い・旨いと3拍子揃った味だ。

マスターとの酒談義・食材談義も結構弾み、やはりなかなかの名店であった。他にも非常に気なるメニューが多かった。他にも行かねばならない店も多いのだが、また行ってみることにしよう。