散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

20080616最近読んだ本

2008年06月16日 07時18分46秒 | 読書
会社帰りに菊水方面に歩いてみた。やや肌寒く、早々に帰宅。今度また行ってみようと思う。

「ホカベン ボクたちの正義」中嶋博行
ネタが割れるのでストーリーは書けない。ほどよくどんでん返しがあると言っておこう。アメリカ流のシビアな弁護士会社が舞台かと思ったら、上司がとても物分りが良く腰砕け。適当な薄味っぽさだ。

以下、図書館の7冊。
「ぼくが体育の家庭教師」水口高志
私の子ども時代にぜひお会いしたかった。

「知床開拓スピリット」栂嶺レイ
写真展を2回ほど拝見したが、結局買わずに図書館で借りてしまった。知床開拓からイメージされるような、開拓→あきらめ→離農というパターンではなかったことが分かる。開拓民が知床を離れるきっかけもそういうことだったのかと。

「お父さんが叱れない理由」尾木直樹
もちろん、お父さんのせいだけではないということだ。ところで文中に「21世紀に期待が持てる」というアンケートで米中に比べ、日本が著しく悲観的なことが問題視されているのだが、実に正しい認識というべきではないだろうか。アメリカ流の資源の使い方、中国の成長度合いで21世紀に期待が持てるというのは、無知以外の何者でもないと思う。

「昭和のお母さんを見直す本」秋山正美
アナクロの一言。もちろん昭和のお母さんに学ぶべき美点がたくさんあることは分かる。しかし、なぜ現在そうではなくなったのか、そうではなくなった理由(責任)はどこにあるのかということに関する考察は一切ない。作者の世代に責任大だとおもうのだが。

「大人のスピード勉強法」中谷彰宏
この人、沢山本出しているんだよね。中身が薄く、延々と同じようなことが書いてある。文中で速読について書かれているが、なるほどこの本は早く読めるね。

「アスペルガー症候群の子どもを育てる本 学校編」佐々木正美
この症候群の特徴を私もかなり持ち合わせているのだが、やはり本当の病気として認識されるものとは違うようだ。コミュニケーション不全が現れるため、非常に接することが難しいことは間違いない。

「江戸っ子のたしなみ」藤原千恵子
あっけらかんでカラッとした江戸っ子の様子を書いた本。「だから現代は」式の批判がさほどないので、さらっと読める。