散歩日記X

札幌を中心に活動しています。食べ歩き・飲み歩き・ギャラリー巡り・読書の記録など

学生のジャズバンド

2008年06月26日 21時42分21秒 | 飲み歩き・琴似界隈
今日も仕事は早く終わり、琴似のバー「R&R」へ。

いつものエーデルピルスを一杯。今日の展示は「佐々木花菜写真展」だ。写っている人の顔が全て色塗りされている、変な写真。こういうのはどうもなあ…、と思っていたのだが、店のマスター曰く。「会った人にお願いして顔を塗らせてもらってるらしいですよ」とのこと。それを聞いて俄然面白くなってきた。

仲間内でモデルを募っているのかと思ったら、見知らぬ人にお願いしているのだ。顔を塗るまでに一体どんなやりとりがなされるのか、非常に興味深い。「普段の顔は社会的な仮面をかぶっているので、逆にこれが素顔だっていうことなんだそうで」とマスター。なるほどね。

そうこうしている間に、ミニライブが始まった。ピアノ、ベース(コントラバスみたいなでかい奴)、ドラムの3人でのジャズバンドだ。子どもみたいと思ったが、大学生らしい。今日はいつの間にかライブ目当てらしい客も増えており、それがみんな学生っぽい。珍しくも店内最年長になってしまった。

さてこのジャズバンドはいかにと思ったが、結構上手い。私はそれ程ジャズを聴くほうではないが、破綻なく問題なく聞ける。というより、むしろほめていい部類に入ると思う。途中チックコリアの曲をやっていたのだが、混沌としたエネルギーのある感じが良く出ていたように思う。

約40分で終了し、挨拶に回るメンバーに「ぜひバンド活動を長く続けてください」とお願いしておいた。ああ、オレってオッサンだな。

その後、恐らく写真展の主から「感想ありがとうございました。今度ぜひ顔を塗らせてください」とお願いされた。この人がまた可愛い人で、すっかり出来上がっていた私は(マティーニオンザロック3杯)、一押しされれば顔を塗らせていたに違いない。