PART4はこちら。
山形県民の期待を一身に集めた「いちばん星」の主演女優、高瀬春奈が体調を崩して降板してしまい、五大路子に交代。やはり朝ドラで主演をはるのは大変なのだ。
高瀬はちょいと邪悪な感じがあって好きだったのに、五大さんはいかにも善人なのでちょっと残念でした。佐藤千夜子は複雑な人物のようだったのでよけいに。
まあ、五大さんは大和田伸也夫人としてよき主婦なのがうなずけます。今はドラマの舞台だった天童の薬局のCMで、山形県民はご尊顔を拝することができます。
高瀬春奈の方は、その後も沢田研二版「魔界転生」で細川ガラシャ役が決定していたのにそれも病気で降板。おいしいところを佳那晃子に取られてしまいました。ついてない人だなあ。
もっとも、それから何かをふっきったかのように「卍」で樋口可南子とレズシーン、「お葬式」では山崎努と後背位青姦をリアルに演じてくれて、それはそれでうれしかったですけどね(なんかこのシリーズ、女優のヌードばかり追いかけているような気がする)。
第20作品目の「風見鶏」(77年後期 主演新井春美)は神戸のパン屋さんのお話。なんにも記憶に残っておりません。
その次の「おていちゃん」(78年前期)は、沢村貞子の一代記。最高視聴率50%。主演の友里千賀子は、見るからに誰からも愛される福々しいルックス。お茶の間に受け入れやすかったろうし、人気も確かにあったが、どうだろう沢村貞子の若き頃というキャスティングは。
おまけに彼女はNHK受けしたものだから、大河ドラマで静御前の役までやっている。うーん。
にしてもこの企画自体はいいよね。沢村貞子は気合いの入った人生を送ってきた人だし、エッセイもすばらしかった。あの、伝法な語り口だけでも粋を感じさせる。いつか再評価の波がやってくるぞきっと。
つづく「わたしは海」(78年後期)は広島のお話。さっぱりおぼえてません。主演の相原夕子は、のちに財テク指南が本業になったのでびっくり。
さていよいよ「マー姉ちゃん」(79年前期)登場。このドラマには語りたいことがいっぱいある。以下次号。
最新の画像[もっと見る]
-
「謎の香りはパン屋から」土屋うさぎ著 宝島社 15時間前
-
「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」第18回「歌麿よ、見得は一炊夢」 2日前
-
「夜明けのすべて」(2024 バンダイナムコ=アスミックエース) 7日前
-
「難問の多い料理店」結城真一郎著 集英社 1週間前
-
「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」第17回「乱れ咲き往来の桜」 1週間前
-
今月の訃報2025年4月PART3 テッド・コッチェフ 94歳没 2週間前
-
ラストサムライをもう1回観る。 3週間前
-
「はたらく細胞」(2024 WB) 3週間前
-
「明智恭介の奔走」今村昌弘著 東京創元社 3週間前
-
「通常は死ぬ前に処分したいと思うであろう100のモノ」みうらじゅん著 文藝春秋 3週間前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます