第28回「一帝二后」はこちら。
先週のオンエアから1週間経ったのか。長かったなあ。それはもちろん酒田や遊佐に降った大雨のせい。えらいことだったんですよ。
まず、市街地に通うわたしは油断してます。職場に着いてクルマのドアを開け
「え」
すでに靴がズブズブに濡れています。そっから先は大騒ぎ。学校が避難所になる、三者面談は中止になる、翌日は休業日になる……冠水、ということをみんななめています。あ、俺だけかな。道路が水で光っていたら、とりあえずそこを通るな、ってこと。アンダーパスは絶対に警戒しないと。
あれから3日経っても、山間地はまだ復旧していません。自衛隊の車両は往来し、ヘリや飛行機が飛びまくり。名物の刈屋の梨はだいじょうぶなんだろうか。
そんな時にわたしは草刈りを終えたあと、映画「ビブリア古書堂の事件手帖」を見ていました。ネタバレになるんですけど、このお話は「違う男の子を妻がはらみながら、そのことを受け入れる」話になっています。
ちなみに、この原作はベストセラーになっているけれども、テレビドラマも映画も残念ながら成功しているとは言い難い。ドラマでは明らかに主役の選択を間違えているし、映画では栞子さんを演じた黒木華が“無垢なのにセクシー”という設定に合っていない(オタクの意見です)。
アバンタイトルで佐々木蔵之介が、実は藤原道長の娘である賢子に、変顔をする(父親らしい行動)ことで退場するあたりの展開はすばらしい。父として、彼はやるべきことはやったということだろう。
第30回「つながる言の葉」につづく。
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