こ、これは傑作。なにごとも起こらないにもほどがある高校生の日常。それがこんなにスリリングだなんて。
「落ち着きがない」のは誰なのかがラストであからさまになる仕かけ。主人公が西部劇によく出てくるバタンバタンするドアを開けて図書室に入ってから、今度はいきおいよく飛び出していくラストまで、息もつかせない。
図書部という地味でブンガクなサークルにいる彼ら彼女らが、教室で息苦しい思いをしていることもビシビシ伝わってくる。読み終えて呆然。くり返して言う。傑作だ。
ぼくは落ち着きがない (光文社文庫) 価格:¥ 500(税込) 発売日:2011-05-12 |
文庫版にも載ってますかね。
わたしはいつものように図書館で借りたのでそこは……
こりゃ、文庫版を買わなくちゃいけないですな。
にしても、アメリカン・グラフィティに代表される
“その後の登場人物たち”
は気になるなー。
特に“ぼく”のその後は気になる。気になる気になる
文学賞メッタ斬り!も久しぶりに全巻読み返してたら,
長嶋有に興味がわいてきまして.(未読の作家さん)
前にこちらの記事でいつか読むチェックしてたこともあり
本書と書評集「本当のことしかいってない」を借りてきました.
先に読んだ書評集の面白いこと!!
文章も内容もすごく良くて,なんで今まで知らなかったのかと.
偶然同時に借りた「ご本,出しときますね?」でも
長嶋有のゲスト回があって更に好きに!
笑い続けた読書だったのでちょっと時間おいて,
あとで本書を読み始めようと思います.
ワクワクします(^_^)
あれもあれもあれもこれから読めるんだなあ。
マジうらやましい(笑)
文体も内容もこんなに好きと思わせてくれる作品
なかなか出会えるもんではありません.
ありがとうございます,horiさん!
図書館本でしたが,改めて買おうと思ってます.
当分長嶋有を追いかけます.あまり急がずに.
沢山ありますからね. 楽しみ☆
ジャージがどうしたの、アパートがどうしたのとか
傑作はいくらでもありますから!