2013年11月号~「弱っている犬」はこちら。
「失望している」
日本の首相が靖国神社を参拝したことに対するアメリカ国務省の“公式”コメント。
「え?」
と思っただろう。参拝した当人も政府も自民党も。安倍政権をプッシュしているマスコミ(読売とか産経とか)も、まさかこんなことにとうろたえている。なんでアメリカがここまで踏み込んだ発言をするのか。これまではなんだかんだ言って(言わないことで)しょうがないなーとしてきてくれたではないか。
「しめた!」
と思っている国があることを、そしてその国がむかしとはけた違いに存在感を増していることがアメリカの懸念につながっているのだろう。その国とはもちろん中国。仮想敵をつくりだすことで国内の不満をねじふせようとしていることが歴然としているあの国に(同じ手法を日本も使っているわけだけど)、かっこうの言い訳をわざわざその仮想敵が用意してくれたのだ。なんと間抜けな。
片岡義男的に、アメリカの発言にきちんとした邦訳をやってみましょう。一応英文出身だし。失望したなんて訳はぬるい。あの国が本当に言いたいのはこうだ。
「調子こいてんじゃねーぞ」
「親切な人だと思いました」
都議会での知事の発言。
一気に学級会レベル。にしても、徳洲会問題にいちばん激烈な批判をくり広げたのが自民党だったのは、なんだかなあと思わざるをえない。石原→猪瀬の、王朝ともいえる体制を用意したのは自民党だったはず。なにかわたしなどにはうかがえない事情でもあったのかと、かえって考えこんでしまいましてよ。
2014年1月号~NHK三連発につづく。
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