事務職員へのこの1冊

市町村立小中学校事務職員のたえまない日常~ちょっとは仕事しろ。

いつか見た鯉のぼり

2022-05-06 | 日記・エッセイ・コラム

「桜見るバカ」はこちら

「鯉のぼりをあげる家は減ったなあ」

「伍長だってそうじゃないですか」

「大変だったんだぞ。やけに高いポールを親父が用意したんで」

「こういうふうに、よそ(米沢)の鯉を眺めているのがちょうどいいんすかねえ」

妻はこの情景を見て、「撮らせて!」と。

彼女はSNSをまったくやらない人なので、とにかく画像を保存したかったのだ。あー、インスタとかFacebookとかって、この意欲をうまくすくい取ったってことかな。冷静ぶって伍長が言える話じゃないけど。

でも何に驚いたかと言って、娘の住む町では盛大に日の丸が翻っていることだった。ひょっとして右翼の町?(笑)

この景色は米沢の長手の天王川に毎年飾られるものだとか。橋の美しさとともにびっくり。いやラーメンを食べに「かわにし食堂」に行かなければ一生見ることのなかった静かな風景だったろう。

カリン2022につづく

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今月の名言2022年4月号PART5 沈没

2022-05-06 | ニュース

佐野元春 インディビジュアリスト (ライブムービー)

PAR4「生娘」はこちら

「船が沈没しよるけん、今までありがとうね」

知床半島沖で乗員乗客26人を乗せた観光船「KAZUⅠ」が浸水した事故の渦中で、佐賀県有田町の70代男性が事故のあった23日午後、妻にかけた電話。

この事実ですぐに思い出したのは、日航機が御巣鷹山で墜落したとき、手帳に震える手で遺書を書き綴った人のことだ。「やっぱりパパはすごい」と遺された奥さんが号泣していたことを思い出す。すごい。わたしはどちらのケースでも呆然とするだけだろう。

にしても冷静になればおかしくないだろうか。佐賀県に住む妻に乗客が携帯で連絡できているのである。いったいこの船はどんな体制になっていたんだ。

本日の1曲は佐野元春の「インディビジュアリスト」

長いドライブのなかで、妻はしみじみと

「キザじゃなくなったら、佐野元春じゃないわよね」

そのとおりだ。彼が会社員だった過去をわたしたちは想像もしたくない(笑)。

PART6「キムタクと吉本隆明」につづく

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする