hiyamizu's blog

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サンドラ・ブラウン「火焔」を読む

2010年02月08日 | 読書2

サンドラ・ブラウン著、林啓恵訳「火焔」集英社文庫、2009年11月、集英社発行を読んだ。

裏表紙にはこうある。
テレビ報道記者のブリットが目覚めた隣には、刑事ジェイの全裸死体。前夜の記憶が全くないまま、ブリットは殺人容疑を掛けられ仕事も追われる。死ぬ直前まで、ジェイが彼女に告白しようとしていたことは何なのか? ブリットは、5年前に同様の経験をした元消防士のラリーと真相究明に乗り出すが大きな陰謀が二人の命を脅かす。ラストまで驚きの仕掛けづくしの傑作サスペンス!


2008年8月、発売と同時にニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー・リスト第1位を獲得。原題は、SMOKE SCREEN。ロマンス小説を機軸とするサスペンス。



私の評価としては、★★★☆☆(三つ星:お好みで)

ラブストーリーはもちろんその行く末は決まっているし、ストーリーは複雑だが、私は話の流れから犯人が途中から解ってしまった。ただ、641ページもの長さにもかかわらず気楽に楽しく読めることだけは請け負える。サンドラ・ブラウンは確かに男性の描き方が上手い。それが、ロマンス小説の人気を支えているのだろう。



サンドラ・ブラウン(Sandra Brown)は、1948年テキサス州生れ。モデル、女優、テレビのレポーターを経て、小さい頃からの夢だった作家に転身。これまでにのべ7000万部を売り上げ、作品は33カ国で翻訳出版されている。<ニューヨーク・タイムズ>紙のベストセラー・リストの常連。

モデルをした後、テレビ局のリポーターになった。思いがけない大役に、「はりきって仕事をしていた」けれど、上司の「フレッシュな人材を」という意向により1年で解雇された、その失意のとき、ご主人のマイケルの「これはきみがずっとやりたがっていた、書くことを始めるまたとない機会だよ」という言葉に励まされて、小説を書きはじめた。・・・彼女は13日間で最初の本を2冊書いて、すぐに出版された。・・・1年に6冊も書き上げている。(サンドラ・ブラウンのホームページby集英社文庫)


林啓恵(ひろえ)は、1961年生まれ。愛知県出身。国際基督教大学社会科学科卒業。デビュー作『心閉ざされて』のほか、『夢のなかの騎士』、『天使のせせらぎ』、『夜を忘れたい』(いずれもリンダ・ハワード著)などの訳書がある。

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