hiyamizu's blog

読書記録をメインに、散歩など退職者の日常生活記録、たまの旅行記など

沖縄(10) まとめ

2007年04月21日 | 観光

沖縄の物価、とくに野菜類は確実に本土より安い。地元の人に安いと聞いた名護市の58号沿いの「ファーマーズ・マーケットやんばる」で食料品を調達した。ここは近くの農家が出店しているせいもあるが、短期滞在には量が多すぎるものが多い。熱帯魚みたいな赤と黄色の魚がトレーに入ったりしている。野菜も見たことも聞いたこともないものもあり、いずれ少しづつ試してみたいものだ。
帰宅後、横浜駅前で沖縄特産物を売っていた。名護市のこのマーケットで、350円で買った海ぶどうが800円、あおさ(海草)500円が900円だった。

    

4月15日に那覇空港から羽田に帰った。那覇空港はけっこうにぎやかでとてもローカル空港とは言えない。沖縄そばの店に入ったが、壁にかかる絵に網がかかっていた。沖縄の現状を表現しているのだろうか。

    

日本全国どこに行ってもあまり変らなくなって地方独特の風土が感じられなくなった昨今、沖縄にはまだまだ独特の文化が色濃く残っているように感じる。沖縄には歴史的経緯から本土とはことなる衣食住文化があり、今回はわずか一週間だったので、十分経験できなかったが、気が付いた範囲で幾つか書いてみたい。

昔の沖縄の住宅は、赤瓦の屋根、家の回りのフクギ、高く積んだ石垣と、石積みや、植木で玄関を隠すヒンプが一般的だった。しかし、戦後は、コンクリートで、平屋根のアメリカ式住宅が主流になっている。

お土産屋に必ずある魔除けのシーサーの語源は獅子で、シーシから変化したといわれている。口を閉じたものと口を開けたもの、いわゆる阿吽(あ・うん)を対にした、狛犬の像として神社に置かれていた。昔は屋根に置かれたシーサーをよく見たが、今回は門柱の上に置いてあるものを幾つか見た。



沖縄の代表的な郷土料理(ジューシー、ラフテーなど)や、チャンプルー料理などは、琉球王朝時代の大陸文化、特に中国の影響を受けているといわれている。
ラフテーとは、酒の代わり泡盛を用いる沖縄風の豚肉の角煮で、ジューシーとは、雑炊とか炊き込みごはんのことで、たとえば「フーチバージューシー」とはよもぎの雑炊です。チャンプルーとは、沖縄の固い豆腐と、その他いろいろなものを混ぜた炒め物です。
また、いまでも、おめでたいことがあると、山羊(ヒージャー)を食べる習慣が地域によってはあるようだ。

花粉症が発症しにくい
スギ花粉飛散がピークを迎える2~4月を沖縄で過ごす人がここ数年増えているという。花粉症の主原因の杉が沖縄にはほとんどないだ。沖縄には元々杉は自生していなかった。復帰後に初めてスギの植林が本格化したが、気候や地形が適さず、今やスギの木はほとんどない。
また、周りが海に囲まれているため、海から吹く風によって花粉が海へ運ばれ、人体への影響が少なくなるらしい。
花粉症に悩む人は、沖縄にしばらく滞在すると症状も緩和されるので、沖縄滞在はおすすめです。

今回の沖縄旅行は、奥様のお気に召したので、また、来年もポチ(私)をつれて沖縄に行くことになるでしょう。6月から2箇月バンクーバーで、いずれパース、スイスと忙しいことです。




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