ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

遺伝

2010-06-23 | 義経絵巻-芭蕉夢の跡-
大人の我がままの間で育つ子って辛抱強くなるのか…。本当は我がままをいっぱいいっぱい言いたい所だろうが、海尊の我がままを見ているとこうはなりたくないが故に、自分を抑えてしまうのだろう。いいんだよ、多少の我がままくらい聞いてやるよ。義隆…と思ったら、山を越えていた。海に出て、しばらく海沿い歩いたら、のぼり幟が棚引く宮古の新鮮市場が見えてきた。やったー!と市場に入ったら、市場の相場は朝と決まっているのか?到着した時間が丁度お昼だったにも関わらず、市場はそう込み合ってはいなかった。が!?市場の奥にある二件の食堂に集客して込んでいた。ぬか喜びだったよ…。
到着した頃には月が替わり皐月と成っていた。この時期は海の栗といわれる「海栗(うに)」が甘く旨い!とガイドブックに載っていた。義経は海栗と栗が大好きだが、義隆は海栗が苦手である。食わず嫌いだ。
海尊「なら、ホヤはどうよ」と訊ねたら、眉間にシワを寄せた。味を重視しているのはなく見た目を重視する義隆だった。口に入れることすら却下、目を背けた。どうやら、ホヤのいぼいぼがお気に召さなかったようだ。ま、無理に食べさせることもしない。自分も食べてない。このホヤの生態であるが摩訶不思議なところがあった。調べてみると…
人間一般的な繁殖は生殖行動で親から子へと情報が伝達される遺伝子を[垂直伝播]を行う。縦の螺旋構造つながりで遺伝子DNAが延々、縁々と遺伝引き継がれるという仕組みだ。縦があれば横の繋がりもある遺伝子で[水平伝播]というが、ホヤはそっち系伝播で繁殖しているらしい。これは特定なDNAの枠組を超え、種を越え他の生物へ生息範囲を移し繁殖していくのが特徴だ。例えば、細菌 ウイルスなどでは比較的頻繁に起こる伝播だそうだ。どこからの空気なのか感染を試みるインフルエンザ病原菌ウイルス新型タイプA?などが人体内に侵入、増殖繁殖を只管繰り返し蔓延するというとんでもない被害があったが、こういった猛威を振るう類である。あの口蹄疫などもその例に挙げられる。あれは二つに割れた蹄にターゲットを絞り感染拡大するらしい。鳥インフルエンザもそうだが種の枠を超え生息範囲を拡大する水平伝播型新型生物である。しかし、これら人為的な要因が多分にある。
なら!!
撒いた人類のタネは人類で摘め!と言うのが因果応報(カルマ)だ。今後、水平伝播障害の研究と水平伝播をコントール(制御 制圧)可能にしてくれ!と人任せにした。なんせ、己の頭脳IQでは到底無理な話だ。あ、それから、消石灰を撒くのは粉が舞い、私のような気管支の悪い人には打撃を与えるらしいから、水でキレイにする方法はどうだ?とつらつら妄想した。消石灰を液体化し酸化水とカルシウムイオン水を霧状にして吹きかけたらいいのでは!?