ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

真の、代償

2012-01-22 | 義経絵巻-芭蕉夢の跡-
愛「あ…、と、その、傷の大小より、傷とどう向かい合うかに問題あるんの」
すみか「傷の代償…」
愛「そ。小さい小さいそんな傷…これからどんどん傷付くの、まだ15、これからよ」
すみか「もっと、傷付くんですか」
愛「その傷の末に、真があんの」
すみか「まこと…?」
愛「そ。大人になれば、真の愛が見えてくんのよ」太ももの、消えない傷を触った。
すみか「あの…お願いがあります。その…私に、その真、付けて下さい」
愛「へ?」
すみか「私に、その、し…、し…の、咲良(さくら)…と付けて下さい」
愛「さ…桜?なら、ちょっと待って」腕いい彫り師がいる「浴衣に着替えて待っててッ」
バッと湯船から出て、タタタタッと走りながら浴衣に着替えっと「兄ちゃんッ」
継「女風呂ッ!?」、忠「覗いていいのか?」酔っ払いの鼻の下伸びた二人の兄を連行して、
愛「兄ちゃんさ、ほら、牢屋で罪人の腕に…あれ。やってあげてよ」
すみか「ろ…や?ざ…罪人(@_@)?」
継「あん?」
愛「すみかちゃん。桜吹雪、彫って欲しいんだって」
忠「桜…なら、親父だろ。ちょっと待ってろ」と、宴会場に走って戻って、
すみか「あ…咲良って私の…、吹雪って、そんな…」
基治さん「遠慮なく覗くよッ」バーンと女の暖簾をはぐって入って来た。
すみか「さ、佐藤のおじ様…」
基治さん「遠山の金さんだって?」ちろりとすみかちゃんを見て「可愛い」にっこり笑った。
すみか「え…」笑顔が怖…。話に少しずつ食い違いがある…、
愛「針ッ」を消毒して「墨ッ」を用意して「いざッ」シャッキーンッ。
すみか「ちょ…と、まっ」オロ…と倒れそうになって、
ガシッと捕まえて、愛「ちょっとだけ(??)我慢するのよ」すみかちゃんの口に、
すみか「はぐ!!?」紙を銜えさせてっと「はぐーー(きゃーー)ッ」上半身脱がせてっと、
基治さん「単色?」
継「おッ!」閃いた「ちょっと待ってろ」ダーッ、急いで大浴場を出て、弓道場裏から
すみか「ぶ、ぶぐぼべ(べ、紅餅)?」を持って来た。(な、何が始まるんですか?)