兼雅「いや、私も掴みたい所だ。世に笑い、民に幸せ。それらを守るのが、大納言(大臣)だ」
“アンタら、偉い人が幸せってモノを分かってないと、俺らの幸せが分からない”
「君の弟も、なかなか生意気な申し立てをしてくれた…」
池田「申し訳ございません」義隆の頭から手を離して、兼雅様に酒を注いだ。
兼雅「その生意気を、私にくれないか?」
池田「え?」
兼雅「松殿が、」能子殿を見て「諦めるとは思えない。それに、美殿も、気掛かりだ」
池田「…その事ですが、」折り紙を見せた。
兼雅「斎藤が…辞職?」
池田「松殿も同じ考えのようです」表向き将軍 鎌倉殿が摂政するに見せかけて、裏で摂政。
「おそらく、松殿の狙いは、二局制政治」
兼雅「一元政治など、見せ掛けに過ぎん」
池田「また、戦を仕向けるので、は…ッ」言葉を止めた。
能子「何のお話です?」
池田「兼雅様が、弟を下に就かせたい、と」
能子「匠君…を?」
兼雅「伝令隊の要請だ」
能子「そんな…」、冷泉院「ねぇッ」話に首突っ込んで「それって、文もOKよね?」
池田「出来ますよ。薬箱や反物に文を忍ばせて…、ほら、嬉しいでしょ?」
能子「…嬉しい、けど…」
義隆「ねぇちゃん、薬、飲まされたんだ。アイツッ、どっかに逃げた」
池田「斎藤…が?」
能子「これ…」黒玉を見せて「何の薬です?」臭いし、苦かった。
池田「正露丸(ダミー)です」
能子「本物は、どこです?」
池田「妻の…聴取が、一番怖いですね」
能子「瑠璃に、渡したわね?」
池田「…」
兼雅「新婚早々、ケンカか?」と笑っていたから、能子「笑い事ではありませ…ん?」と、
義隆「ねぇちゃん、トイレ(厠)行きたい」袖を引っ張って、能子「え、えぇ?」連行された。
“アンタら、偉い人が幸せってモノを分かってないと、俺らの幸せが分からない”
「君の弟も、なかなか生意気な申し立てをしてくれた…」
池田「申し訳ございません」義隆の頭から手を離して、兼雅様に酒を注いだ。
兼雅「その生意気を、私にくれないか?」
池田「え?」
兼雅「松殿が、」能子殿を見て「諦めるとは思えない。それに、美殿も、気掛かりだ」
池田「…その事ですが、」折り紙を見せた。
兼雅「斎藤が…辞職?」
池田「松殿も同じ考えのようです」表向き将軍 鎌倉殿が摂政するに見せかけて、裏で摂政。
「おそらく、松殿の狙いは、二局制政治」
兼雅「一元政治など、見せ掛けに過ぎん」
池田「また、戦を仕向けるので、は…ッ」言葉を止めた。
能子「何のお話です?」
池田「兼雅様が、弟を下に就かせたい、と」
能子「匠君…を?」
兼雅「伝令隊の要請だ」
能子「そんな…」、冷泉院「ねぇッ」話に首突っ込んで「それって、文もOKよね?」
池田「出来ますよ。薬箱や反物に文を忍ばせて…、ほら、嬉しいでしょ?」
能子「…嬉しい、けど…」
義隆「ねぇちゃん、薬、飲まされたんだ。アイツッ、どっかに逃げた」
池田「斎藤…が?」
能子「これ…」黒玉を見せて「何の薬です?」臭いし、苦かった。
池田「正露丸(ダミー)です」
能子「本物は、どこです?」
池田「妻の…聴取が、一番怖いですね」
能子「瑠璃に、渡したわね?」
池田「…」
兼雅「新婚早々、ケンカか?」と笑っていたから、能子「笑い事ではありませ…ん?」と、
義隆「ねぇちゃん、トイレ(厠)行きたい」袖を引っ張って、能子「え、えぇ?」連行された。