ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

鬼退治

2010-11-18 | 義経絵巻-芭蕉夢の跡-
義経「それもそうか…ま、いいや。そういう普通じゃない超人的な力を持つ奴がこの山に入っているって事だろ」って、地面に落ちてる岩石?をひょいっと取り上げて、
河合「え!?」
義経、カッと目を見開き、美しい投球フォームで、
義経「てやぁ、鬼はぁ!!!」と意味不明な気合一声と言霊と共に岩石投げ、
カッーツーンと、「ぎゃ!」とおでこに、
河合「当たった…」
ヒュー…と落ちて、ドッサ…と地面に叩き付けられ、重傷かな?赤鬼くん。
赤鬼撃退。で、もう一匹の鬼も、
義経「外ぉー!!!」と岩石投げて、やはり、おでこに命中!
「きゅんッ!」
と赤鬼の上にドテっと落ち、地面に叩きつけられる事を免れ、辛うじて軽症かな?青鬼くん。
青鬼白旗降参した。両手を挙げてる。
義経「しゃ!ちょっと時節が違うが、豆まき完了、鬼退治!」一件落着ってな♪
河合「何が落着だ。豆でやれ、豆で」溶岩岩石じゃ…鬼だって痛いだろ。
義経「だって…じろじろ見られて不愉快だったし…丁度いい豆サイズ岩石がなかったし…」と苦しい言い訳をした。
ちなみに、豆(まめ)とは『魔を滅する』ことが由来の陰陽道だ。神社仏閣で行われる祭事、時節の行事は陰陽道が由来していることが多々ある。というか…元が陰陽道だ。
それから、ちゃんと大きな声で「鬼は外ぉ!」と言おうね。これは陰(隠)を外に出す呪文だ。
呪文…息(イキ)は神霊であり、魂が宿る。言霊(言葉)に魂が宿る由縁だよ♪
河合「しっかし、可哀相に…」伸びちゃってる鬼に、怖がっている鬼で「なんもいちゃもんと因縁とご縁付けられる筋合いはないだろうに…なぁ」と鬼の傍に駆け寄り手当てしていた。
義経「なんでここにいるのかっと思って…」
河合「素朴な疑問を岩石で投げ掛けんな…直接聞けよ」青鬼くんなら、軽症で話せるぞ。
義経「なぁ、なんで俺らを見てた?上空から俺らの位置を確認してたな?」
青鬼「きゅん。きゃきゃっ、けけ!」と向こうの茂みを指差した。
義経「言葉が通じん。意味分からん。なんて??」と河合を見たが、
河合「俺が分かるかよ」と鬼の指差す方を見たら、
義経「あっ!