ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

スカウト

2010-11-26 | 義経絵巻-芭蕉夢の跡-
義経「んー…」と眉間にしわ寄せ、考え事していたら、
志鷹「義経ん所って兄弟仲最悪だもんね…」羨ましい?
義経「そんな小せぇことで妬っかむか!バカっ!」
志鷹「…じゃ、なんで恨めしそうな顔してんの?」
義経「恨めし相?」頼む、だれかこいつに人相学教えてやってくれ…ふぅと溜息をついた。
溜息と同時に一息ついた所で11時回ったようで、とぼけた二匹の鳩が変り番コに“ぽっぽ×11”とやかましく鳴く鳩時計が11時を告げた。
義経「鳩2匹?(といえばユキオンとクニオンとどうした?マスターを失い迷子迷走中か?)」
郷御前の神使 ユキオンとクニオンを心配してみたが、時間は刻一刻と過ぎていく。
こう考えて行くと全く持って物語とはすんごく便利なもので、時間を遡ることも出来る。
さて、毎回毎回場面がコロコロ変えて「申し訳ない!」という気持ちは全く無い、そこで勝手に場面を切り替えさせてもらう。
はい、いきなり昨夜の居酒屋「同じ穴のムジナ」だ。(覚えているかい?)
酒田のイベント主催の酒店主 通称 童(どう)ちゃんは飲み友だちである鞍馬と呑んでいた。
童ちゃんは結構稀な妖怪で数奇な運命を辿る鬼の類だった。日本神話上でとっても有名なお化けか?妖怪か?の息子さんで、物語上とっても重要な人物なのだ。
したがって、どうしても登場させたくてうずうずしていたよ。
ようやく“酒”田という“酒”の町で酒呑みとして人間界に登場することなった。
よかった、よかった、チャンチャンと言ってしまっては物語が強制終了してしまうので、勝手に話を進めよう。
深刻相な酒焼け赤い顔をした、
童ちゃん「今日のイベント中、怪我人が出ちまって…山形ヒーローズのガッサーン(月山)とザオウ(蔵王)が大怪我だ…全く前代未聞の珍事だ、おっと」と酒はこぼさず、愚痴をこぼす。
鞍馬「困った悪役だな…」ふぅと思い浮かべたのは女らを負ぶっていたイヤらしい山形ヒーローズで、そいつらの素顔は知らん。
とそこへ、Goodなタイミングで暖簾を潜るのは、
弁慶で「やってるかい?」と居酒屋に入ってきた。弁慶の後ろに見慣れない顔も付いて来て、
鞍馬「(後ろの奴らは…)」確か、お面を被った奴ら…
童ちゃん「いい体してるな…後ろの奴ら」と37、38の弁慶と富樫はちょい年齢にブブーで目に入らず、若いサブ・ロクに目をつけた。「スカウトすっかな…」と。