ひつじ草の挑戦状

色んな思いを綴ってます。

陰陽師の生みの親

2010-11-09 | 義経絵巻-芭蕉夢の跡-
夜中に松尾らと裸足でミーティングしてたし、もうそんなどろんちょ、構っちゃいない。
義経「すみませーん、頼みがあるんだ。息子が風邪っ気で葛湯なんか作って欲しいんだけど、いいかな」と胸で合掌、拝み倒して頼み込んだ。
女将「息子のために、裸足で…」泣かせるねぇ、この子(←義経)「…分かったわ。ちょっと待ってなさい」と居酒屋の厨房で湯を沸かし葛湯を作って、部屋まで運んでくれた。
なんと!風邪に利くという乾燥させた橙の皮を細かく切って入れて、甘くしてくれた。
義経「ありがとう、ほら、義隆、ありがとうは?」
義隆「ありがとうございます!これ美味しぃ」とそこへ山吹が愚図り始めて、
山吹「んぎゃんぎゃ、ひっく、んぎゃ…」と大きな声で泣きそうになったから
義経「おっと。山吹、静かにな(隣の連中が起きて、醜態がバレると恥ずかしいから)」と山吹の口を「あわわわぁ」と慌てて手を当てて、高い高いしてあやした。もう必死で。
そんな義経のイクメン姿と夜中に与えたと思われる重湯の食べ残しをじっと見て、
女将「ホロッ」と心に利いて大粒の涙をポトリと落とした。そういうや、前夫もそうだったのかもしれない…、とおぉーいとぉーーーーい過去を思い出したらしい。
義経「お、おい。どうした?」と涙の意味と過去の深い事情が分からず、戸惑っていると、
女将「実は、昔(かれこれ250年程前)、身分の高い方の子を宿し…」と昔話を始めた。我が子をこの手で育てたかった…。しかし、何分随分身分と生きる世界と次元と種族が違うもんで一緒になれず…うぅ、ううぅ(嗚咽です)…丁度、あんたの子と同じ位かな。その子が5歳なった時、ここに移り住んだのさ。わが子恋しくとも…運命と血と種族には逆らえない。
義経「住む世界?次元??種族???(人間界以外の世界か?3次元以降の人か?人間以外の種族って火星人か?)…わかんねぇけど深い事情がありそうだな。そっか…辛い過去を思い出させちまってすまない」ってなんで俺が謝ってるんだか分からんが、謝っておいた。
女将「あんた、優しいねぇ。そうだ、子供の面倒見ててあげるから、温泉入ってきな。足…」
義経「あ!」どろんちょ…で、畳みに足跡が付いてる。
というわけで、義隆と山吹は女将の洞窟で面倒見てもらうことになり「じゃ、すぐに足洗ってくるから、いい子にしてろよ。義隆!」と風呂に向った。温泉には松尾らも居て合流し、一緒に泥から足を洗ってさっぱりし、義隆らを預かってもらっている洞窟を潜った。ら!?
義経「あ!」と思ったのは、すんごい乱闘の跡で店内めちゃくちゃになっていたからで、
松尾・河合「い!?」と大きな口が塞がらなかったのは、ボッコボコにされ伸びきった状態の弁慶と富樫を発見したからだった。