■2019年8月11日(日)~12日(月)
■ルート:
(11日)幸ノ川橋8:47~正沢川入渓~玉ノ窪沢出合12:14~細尾沢出合12:59
(12日)細尾沢出合6:49~15m大滝8:18~二俣~稜線11:32~将棋頭山11:54~茶臼山13:19~幸ノ川橋16:27
■同行メンバー:中隆
山の日を絡めた三連休。山はどこも大混雑だろう。
やはり猛暑の夏は沢登に限るでしょうということで1泊2日でゆっくり沢泊が楽しめる沢として正沢川の本谷に行くことにした。
正沢川支流の細尾沢は6年前の7月に中隆と遡行している。
11日朝7時に塩尻市役所に集合。
木曽駒高原スキー場から林道を少し入った幸ノ川橋に駐車する。
ここから茶臼山方面への登山道を歩き、登山道が沢を横断するところが入渓点だ。
途中竿を出してみるが全くアタリなし。
後でわかったが釣師が先行していたのだった。
昼は沢メシの定番、ソーメンで。
6年前と同じ細尾沢出合のビバークポイントにタープを張る。
快適です。
薪もタップリ!!酒もタップリ!!15時ころから宴会スタート!!!
料理は中隆シェフにお任せ。
おいしいおつまみと料理が次々と出てきます。楽ちん&最高~!
20時半ころ就寝です。
12日、朝はちょっと遅めの7時前にスタート。
ナメもあってなかなかいい感じですが、
全体的には倒木が多く荒れた印象。
しばらく行くと谷はゴルジュっぽくなり15m大滝が近づいてくる。
この大滝の手前にある2段連瀑の直登が難しそうだったので、連瀑の右側から巻き気味に登ったのだが、岩がヌメヌメの外形スタンスで結構悪かった。
ロープを出したいところだが草付で支点となる灌木がなかったため、どんどんフリーで行く。
後続の中隆もゆっくりと慎重に登ってくる。
彼なら大丈夫だろうが、もし滑り落ちたら大けがだろう。
上から「落ちるなよ!」と念じながら見守る。
後で記録を見ると、下の連瀑帯は巻かずに水流沿いにフリーで登れるようだ。
2段連瀑の巻きの途中から見た15m大滝。直登不能な。
一番嫌らしいところは抜けたが、まだ気は抜けない。
草付をそのままトラバース気味に右手のガレ場を右上して大滝の巻きに入る。
ガレから灌木帯に突入。木をつかみながら、横へ横へと移動する。
高巻が無事終わったところで一息。
大滝のすぐ上で二俣となり、これを左へ。
源流の様相。後ろに御岳山が見える。
稜線が見えて来た。水流も消えてひたすら苦しい登りが続く。
詰めのガレ場。足元が不安定でまるで蟻地獄のようだ。
この上部で右手のハイ松帯へ突入する。ハイ松のヤブ漕ぎは強烈につらい。
平泳ぎの要領で枝をかき分け、つかみ、体をむりやり上に引きあげる。
この地獄の動作を繰り返しながらゆっくりと前進する。
しばらく行くとハイ松の背丈が低くなり、露岩帯となる。
大分楽になった。
登ってきた谷が足下に見える。
稜線はもうすぐだ!
稜線に到着!
これから行く将棋頭と茶臼山へ続く稜線が見える。
振り返ると木曽駒ヶ岳方面。あっちはスゴイ人だろう。さて下山に入る。
西駒山荘から茶臼山の分岐に入る。
疲れと暑さでバテバテになりながら尾根をゆっくりと下降する。
なかなか歩きやすい尾根道だ。
しかしこの尾根の5合目から下の道が草ボーボーで岩も滑り易くて悪い。正沢川の橋が流されてしまったため草刈り等の整備ができないのだろうか。このままでは廃道になってしまうかもしれない。
昨日の入渓点で正沢川を渡渉して駐車地に戻る。今日は9時間半行動だった。
下山後、駒の湯で温泉しようとしたが15時以降は外来入浴お断りだったので、初の「せせらぎの四季」に行った。駐車場は満車だったが、中は空いていてよかった。
久々の沢だったが、天候も安定して充実の2日間だった。
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