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山遊びの日々

山スキー、沢登り、クライミングの備忘録

笹穴沢

2010-10-17 08:39:41 |  沢登り
■平成22年10月16日(土)
■同行メンバー:ようさん
■ルート:川古温泉P6:12~赤谷川林道~笹穴沢入渓7:46~平標トラバース道15:20~平標山の家16:01~元橋P17:25

以前から狙っていた上越の名渓、笹穴沢を紅葉のいい時期に訪れた。
天気も良く、気温・水温も高めで、水に浸かっても寒くなく快適に遡行できた。

前夜、飯山市に集合し、車2台で下道をひた走る。
湯沢で買い出しをしてから下山予定地の元橋駐車場に車をデポした後、川古温泉手前の駐車場でテント泊とした。

翌朝、ゲートのある赤谷川林道を1時間半歩いて金山沢(笹穴沢)に入渓。
中流部までの巨岩が連なるゴーロ地帯までは、長く平凡で飽きるが、中流部以降から次々に現れる大滝群は迫力満点。
25m~30mクラスの大滝の登攀も登りごたえがあり楽しい。
そしてクライマックスの大ナメ滝の巨大滑り台の景観も素晴らしかった。
核心部をすぎてから源頭まで、これでもかというくらい小滝が連続するが、疲れも出てくる頃でとても長く感じた。
標高1900m付近で笹に埋もれたトラバース道に合流し、これを15分程度で登山道に合流した。
なんとか日没直後に元橋駐車場に到着することができたが、日の短いこの時期の日帰りはやはりきつい。

アフターは、猿ヶ京温泉「まんてん星の湯」で汗を流す。
帰りは月夜野ICから関越道に入り、SAで腹ごしらえしたら、あとは延々と高速道を走る。
途中、何度も気を失いそうになり、運転&仮眠を繰り返して、日付の変わるころ安曇野まで帰り着くことができた。


30m2段滝。当初ロープなしで行こうとするが、ぬめった外傾スタンスがいやらしく、ロープをつけて突破した。


大ナメ滝手前の30m滝。右壁を登るか、左壁を登るか、左のルンゼを巻くか悩んだが、右壁ルートを選択した。
左壁ルートは登り切ってからの、水流トラバースがかなり悪そうに見えた。



30m滝を登ると現れる、大ナメ滝。
下からは見えないが、上部にかけて数段に連なっており、合わせると100mクラスか?


大ナメ滝の登攀開始。ロープなしでグイグイ登れて快適だが、バランス崩すと下まで転げ落ちてしまいそうなので慎重に行く。


そして、大ナメ滝最上部の巨大滑り台。まさに美渓!

スライドショー

某所・某渓

2010-09-23 18:42:29 |  沢登り
■平成22年9月22日(水)~23日(木)
■同行メンバー:I顧問、butti、Uchef、koma-さん、terashima、中隆、M山プロ、Y隊長

昨年、komaさん、Y隊長と下見をしておいた某所・某渓に総勢9名の本隊とともに入渓した。
沢中でビバークして、翌日は登山道を山越えで下山するという充実プラン。
しかし、天気は最悪で2日間とも雨に降られっぱなし。
唯一、宴会の時だけ雨は止んでいたのはありがたかったが。。。












タープ2連結の長屋が完成。
谷間に狼煙が勢いよく上がる。




翌朝、雨の降りしきる中、峠越えの登山道を登る。
後で知ったが、この日は大雨警報がだされていたようだ。



  

  

  

  

  

小仙丈沢

2010-09-19 18:32:16 |  沢登り
■平成22年9月19日(日)
■ルート:北沢峠6:28~野呂川出合7:06~小仙丈沢出合~7:37~1つ目の大滝8:30~2つ目の大滝8:57~小仙丈カール末端10:08~稜線11:42~仙丈ヶ岳山頂11:50~北沢峠14:09

小仙丈沢は20mクラスの2つの大滝を有するが、さしたる悪場もなく、小滝はすべて直登可能で明るく楽しい沢だった。
詰めは小仙丈カールから仙丈ヶ岳直下の稜線に突き上げるのも大きな魅力。

アプローチ
仙流荘発6:05分初のバスに乗るつもりで5:30頃到着すると、駐車場はほぼ満車状態。
混雑緩和のため、始発を繰り上げて次々に増発便が出発していく。
素早く準備して5:35発のバスに乗り込み、予定より30分早く北沢峠に到着できた。

北沢峠発の最終バスは16:00。日帰りするためには12:00には稜線に到着したいところだ。
北沢峠から野呂川出合行きのバスまで1時間ある。当初バスを乗り継ぐ予定であったが、結局約6キロを歩くことにする。

1時間強で小仙丈沢の出合に到着、出合は鬱蒼として暗い感じだが、すこし遡行するとすぐに開放的な渓相に変わった。


地形図にも示されている1つ目の大滝。右側の支沢から簡単に巻ける。



2つ目の大滝。これも右側から巻いた。上部のガレが若干いやらしかったがロープを出すほどでもない。


明るい渓相で小滝が連続する。ガンガン登れる。


トイ状の小滝


そして詰めは小仙丈カールへ出る。
カール独占と思いきや、先行の4人パーティーに追いついた。
昨夜は沢中でビバークしていたらしい。

本来の予定は、仙丈と小仙丈の中間あたりの稜線上のコルに出るつもりだったが、カール手前の藪漕ぎで進路を南に振りすぎてしまったようだ。
直登でも登れそうだったので、そのまま真っ直ぐ仙丈のピークを目指して急斜面を一登りで山頂直下の登山道に合流した。

山頂は人であふれんばかり。休むことなく写真1枚撮ってすぐに下山開始。

登りで無理したせいか、足の筋肉が攣りまくっている。
だましだまし、人間ウォッチングしながら、ゆっくり下る。


小仙丈カール全景(帰路撮影)


甲斐駒ケ岳と鋸岳

本日出会った山ガール
⇒ゼロ
若い女性はいるにはいるけど、私がこだわるのはあくまで山(スカ)ガール。
まだ1度もお目にかかったことがないけど本当にいるのかな?
ようさんは剱の登りで見たと言っていたけど・・・

本日出会ったとんでもない登山者
⇒手ぶらのおじさん
ワイシャツにスラックス、まるで会社に出勤するような服装。なんか仙丈来ちゃいました!みたいな・・・
そして驚くことにザックを背負っていない。
ということは水も食料も雨具も持っていない。ザックはどこかにデポしていますという風でもない。

  

   

  

  

  

  

妙高・黒沢遡行して火打山

2010-08-29 17:25:31 |  沢登り
■平成22年8月29日(日)
■同行メンバー:なし
■ルート:笹ヶ峰6:08~黒沢橋6:42~黒沢遡行~黒沢湿原8:53~茶臼山~火打山11:01~高谷池ヒュッテ~笹ヶ峰13:46

相変わらず酷暑続きであるが、天気が良いのはよろしい。
暑いときはやっぱり沢!今週末は谷川方面の沢に行きたかったのだが、どうもみなさんお忙しくてパートナーが見つからない。
単独なら癒し系・まったり系の沢ということで、岳人9月号にに出ていた妙高の黒沢に決定。
悪場もな、く源頭が黒沢湿原で藪漕ぎなしというのが、まさに癒し系。
でも癒しばかりではいかんと、火打山頂まで往復することにした。
沢は涼しくて快適だったが、灼熱地獄の中。火打往復はまさに修行系になってしまった。

火打からの下山時、「外人山ガール」とすれ違った。(very cute)
彼女の満面スマイルの「コンニチハー」に元気づけられた。


黒沢遡行スタート。魚影薄い。


ちょっとした滝もある。左側を直登。


自然の造形の妙。



遡行開始から2時間弱。藪漕ぎもなく、いきなり黒沢湿原の末端に出た。
おもわずワ~イ!


湿原の花はほとんど終わり。


おきまりの写真その1


お決まりの写真その2

笛吹川 ヌク沢左俣右沢

2010-07-20 21:30:11 |  沢登り
■平成22年7月19日(月)
■同行メンバー:ようさん、中隆、Yさん
■ルート:西沢渓谷駐車場7:20~ヌク沢出合7:40~1950m遡行終了点13:20~戸渡尾根2250m~徳ちゃん新道下降~西沢渓谷駐車場17:10

ヌク沢の印象としては、
近丸新道が横切る1350m付近までは、やや陰鬱。
1550mの二俣までは堰堤が6基もある。これは大杉。かなり辟易。
(ちなみに私が高校生の時に買った、白山書房「東京付近の沢」の1975年の記録を見ると、堰堤は一つもない。
35年前の話だが、あまりの変わりように驚くばかり。)

そこから奥の二俣までは、林道工事の影響か、倒木で荒れており残念。

しかし、突如として現れる3段230mの大滝
これだけのスケールで直登可能とは素晴らしい。
特にこの日は水量も多く、迫力満点であった。
久々にシャワーを浴びながらの大滝登攀の醍醐味を味わった。


大滝1段目の100m滝 傾斜は緩いので右壁をフリーで登る


でた~! 核心部の80m大滝
水流の右側を3ピッチの登攀となる。


80m大滝の1ピッチ目 50mロープ目一杯の登攀
難しくはないが、苔のヌメヌメがイヤらしい。


続いて2ピッチ目をフォローで登る中隆


最後、3段目の50滝 


これは水流の左をフリーで登る
昨日に続いて沢登り2回目のフリークライマーYさん。
さすがに安定した登りでサクサクいきます。


大滝を越えてすぐ現れる滑滝
これを越えてからすぐ左手の尾根に取り付き、戸渡尾根2250m目指して登る。