元京都市会議員鈴木マサホ「ひとくち日記-日々是好日」

鈴木正穂の身辺雑記として「ひとくち日記」を復活。人生100歳時代。コロナに負けないでどこまで書き続けられるか。

いざ出陣 選挙戦序盤  12月4日ー6日

2012年12月19日 | 日記
●12月6日(木)

 選挙戦3日目。昼前、会場担当者と京都府警の担当者と近衛中学校に。前原候補は現職の大臣ということでSPが警護に当たっているが、演説会場においてももしもの場合を考えて警備上の問題があり、どういう動線で会場内に入るかとか、前列を後援会の人に座ってもらうようにするとか、色々と指摘を受ける。

 また合間を見て、携帯電話でわが友人らに明日の演説会に足を運んでもらうように電話作戦。

 京都市会は、12月3日から休会になったが京都府議会は休会にはならないので、府会議員は午後の選挙車に乗れない状態。ぼくが午後2時から前原候補者の代わりに選挙車に乗り込む。靴下と肩、腰にホカロンを張り付けて乗車するが寒風が吹き寒いよ!2月の市長選挙も寒いが、まだ体が寒さに慣れていないので余計寒さが応える。ウグイス嬢たちも寒さ対策がたいへんだ。

 下鴨、松ヶ崎、高野一円を回り、高木町の生協前と夕暮れ時のイズミヤ前、またカナート洛北前でスポット演説。前原後援会のメンバーが赤いジャンパーを着てそれぞれ待ち受けてくれていて元気になるが、時には、通行人で中指を立ててきつい眼差しで去って行く人も。民主党に寒い風が吹き付けているなあ。
 その後、暗くなった吉田や聖護院、新洞学区などをひたすらマイクを握って、明日の近衛中学校での演説会場への呼び込みをする。凍えそう!熱燗が飲みたいよ!
 冷え切った体で選挙事務所に戻ると事務所前にはスタッフや後援会のメンバーが迎えてくれてようやく一息。選対会議の進行は、隠塚議員に任して体が温まるのをぼーとしながら待つ。明日の演説会の弁士などを決め、また9日の日曜日のサンデー作戦など提案。
 帰宅して風呂に入ってようやく体が温まった。自分の選挙のときは別にして寒い時の選挙はほんまに堪忍して欲しいよ! 

●12月5日(水)

 選挙戦2日目。今回の総選挙は、民主、自民、公明、共産、社民、国民新党、維新、未来、みんな、大地、新党日本、新党改革のなんと12の政党・政治団体による選挙戦。2大政党制は終わったみたいで、傍観者的に見れば、凋落傾向のわが民主がどこで踏みとどまるか、復調する自民は、公明と組んでどこまで議席数を伸ばすか。そして橋元・石原の維新台風が関西を中心に吹き荒れるのか、嘉田知事と組んだ小沢グループの未来がどうなるか、関東で「みんな」がどこまで行くのかが、見どころか。

 昼、民主党京都府連の大きな宣伝カー「ダッシュ号」に乗り込んで、いざ街頭へ。およそ2時間、左京区の幹線道路をマイクを握って走る。「コンクリートから人へ、と高校授業料の無償化など実現してきた民主党です。前原誠司をどうぞよそしく!」と街を歩く人やドライバーに訴えるが、反応は鈍い。3年前の選挙では、クラクションを鳴らして手を振ってくれる人がたくさんいたが、あかんなあ。師走の冷たい世間の風が身に染みるよ。

     <ヒューマンライツコンサート>

 夕方、忙中閑あり、蹴上の京都市国際交流会館へ。左京区民ふれあい事業実行委員会主催の「心のふれあいみんなの広場―ヒューマンライツコンサート」に。どういうわけか、ぼくのカミサンが部会長ということで挨拶。司会は吉田女性会会長の澤井さん。
 「音楽は人権をどう表現するのか」と題して、アンサンブルサビーナの女性演奏者たちが奏でる曲を龍谷大学で人権論を講義されている松本城洲夫氏が解説するという手法。福沢諭吉のこと、ヒューマンライツの意味、ベネチアの「ピエタ院」とビバルディの作曲の「四季」のこと、「フィガロの結婚」とフランス市民革命のこと、「ハンガリー舞曲」とジプシーと呼ばれたロマの人々のことなど、時代背景や作曲家が曲に込めた意味を解説して、演奏された。いやはやそうだったのか、と思いながら聴きました。ええ企画でしたよ。

 残念ながら途中で退席して、前原選挙事務所に戻り8時から選対会議。進行役をつとめながら、今日の行動での反省や明日の日程など確認。そして、ダッシュ号に乗ったときの街の反応を喋る。
 要は、郵政民営化で小泉旋風が吹き荒れた時の2005年の選挙以上に厳しいということ。前原後援会の動きもイマイチだし、電話作戦を徹底してやり抜かないといけないと訴える。わが鈴木事務所では、7日の近衛中学校での個人演説会への参加の呼びかけを電話でするが、前回と違って反応が悪いという。えらいこっちゃ!
 

●12月4日(火)

    <いざ出陣式>

 朝8時前、白川通は修学院バス停前の前原選挙事務所に。前原後援会のメンバーらが中心に200人ほどの応援団が見守る中出陣式。届出番号は3番。比叡山から冷たい風が吹き抜けるなか、前原候補は選挙車に乗り出発。予定では30分ほど乗車した後、京都駅から兵庫、鳥取の民主党の候補者の応援に行くという予定。前回もそうだったが、候補者が京都にいるのは数日間だけ。
 候補者に代わって府市会議員が選挙車に乗り、先頭に立って街頭で訴えることになるのだが、厳しい選挙戦だ。
選挙車を見送った後、事務所にて来客の応対やビラに証紙を貼ってもらうべく福祉施設などへ手配など諸々の事務作業も。
 
 午後1時からは山科ヒカリヤ前での山科事務所での出陣式。候補者はいないが愛里夫人が決意表明。30人ほどの山科の応援団が結集して出陣式。しばし山科の前原後援会の役員さんたちと協議して、修学院の事務所に戻り、諸般の打ち合わせ。
 ぼくが責任者として開催する近衛中学校や最終の修学院小学校は確保できたが、山科は予定していた会場が相手候補と抽選になり別会場の設定することになった。それに合して選挙葉書の発送の準備も後援会の人の人海戦術でなんとか目途が付いて一息。
 そして、2区に届け出た候補者は、民主が前原、自民が上中、共産が原、そして社民の佐藤の4人の立候補が確定。結局未来のなんとかさんは届け出をしなかったらしい。要は、自民とのガチンコ勝負。負ける訳にはいかんのだよ。

 午後8時、寒空の下、選挙車が帰ってきたのを出迎えて、また山科事務所と東山の中野洋一議員らのグループも来て、30人程のメンバーが揃い選対会議。小林祥一前原後援会連合会長が本部長と九谷事務長の挨拶のあと、ぼくが進行役となって今日の行動の感想や各部門からの報告を受け、明日の日程の確認などをする。わが陣営は、まずまずの滑り出しか。それでも帰宅したのは12時を過ぎていた。
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