元京都市会議員鈴木マサホ「ひとくち日記-日々是好日」

鈴木正穂の身辺雑記として「ひとくち日記」を復活。人生100歳時代。コロナに負けないでどこまで書き続けられるか。

本会議に委員会、     5月17日ー21日

2013年05月31日 | 日記
  泡のないビールのような時期遅れの「ひとくち日記」です。ご笑覧くださいね。

●5月21日(火)

 朝、7時前に起床。眠たい!山科駅に走る。すでに北神けいろう参議院候補が松下真蔵議員や藤川剛前市会議員、そして左京から応援の北岡、隠塚、島内議員に、山科の前原後援会のメンバーらが揃いビラ配り。もう本番並みや。通勤で急ぐ人に声をかけるが、反応はイマイチ。8時半までがんばった!

     <くらし環境委員会>

 10時前に市役所へ。10時から「くらし環境委員会」。委員会に付託されていた議案を審議する。
 まずは文化市民局。「個人市民税の控除対象となる特定非営利活動法人に対する寄付金を定める条例の制定」。NPO活動団体への寄付金についての税の控除をするためにNPO法人を市会として認定をするもの。今回は、ひきこもりやアスペルガーの人などの支援をしている「ノンラベル」と古建築や古材の保存と活用などを促進している「古材文化の会」が、審査委員会の答申を受けて対象団体として市会に提案された。
 ぼくは、これは「新しい公共」の考え方の元、民主党政権時代の成果でもあることを表明して質疑。約800のNPO法人があり、寄付の文化を創出することや市民参加の大切さ、現在申請中の法人の数や今後の見通しなど質疑。2年以上の活動や会員数など条件があるが、指定された団体に例えば1万円を寄付した場合、確定申告をすれば、所得税が3200円、住民税が800円で合計4000円の控除が受けられるようになります。今後、監査のことや取り消しのことなど確認したが、今後、申請団体は第3者委員会で審議された後、市会に提案、議決されて対象団体になる。
それから、「京都市区の所管区域条例の一部を改正する条例の制定」については、左京区は 岩倉洛北第二地区土地区画整理事業が終結して換地処分で岩倉南小学校周辺の町名が変更になります。この間の地元説明の経過や今後の日程について左京の議員として色々と確認。新しい町名、三笠町も誕生しますよ。
それから、西京極の体育館改修工事請負契約については各委員らが質疑。
 続いて、理事者報告では、京都会館再整備に伴う賑わいスペース事業プラン策定について報告がある。解体が終わった京都会館は、いよいよ埋文調査が始まり、新築工事に向けて準備が進んでいるが、二条通に面した会議棟は外観を変えることなく、ブック・カフェにするという提案。レストラン、ラウンジ、レンタサイクル、インフォメーションセンターにして中庭をイベントもできるようにするというプランをカルチュア・コンビニエンス・クラブ(株)が提案、委託運営することになる。2016年3年先の1月に会館の予定。
 またしょうもないイチャモンをつける連中がいるのかな。地元自治会の人らにしっかり説明するように要望。
それから、市民が残したい「京都をつなぐ無形文化遺産」制度の創設についてと「京都マラソン2013」の総括・検証、決算見込み及び経済効果についての報告も。今年は悪天候だったが、大きなトラブルもなく経済効果も大きかったという。来年は2月中旬に開催予定とのこと。時間がかかったので、一般質問はなし。

 環境政策局からは、「京都市ごみ収集業務のあり方検討委員会の設置ついて」報告。5年前の職員不祥事事件に端を発してまち美化事務所の業務など見直しが進み、同時に、有料指定袋の導入やプラスティック類の分別収集やまごころ収集が始まり、まち美化事務所も11箇所から7箇所に改編、258班から188班、民間への委託率を26パーセントから44パーセント、職員を999人から595人に削減、94億円から54億円に人件費も削減された。凍結されていた技能労務職員の採用については議論が分かれているが、災害時のことを考えれば、民間委託がすべていいというわけではないとぼくは考えている。検討委員会での審議を見守りたい。

 請願審査は、北区の議員が紹介議員になっている鴨川河川敷きにおける公衆トイレの設置について議論。北山橋から柊野までトイレがないということで困っているので、設置をしてほしいという請願。鴨川は京都府が管理しているのでそう簡単なことではない、と当局の説明。とりあえず留保に。

     <交通安全基本条例の制定を議員同士で質疑>

 環境政策局との質疑が終わり、ぼくも提案者の一人になっている議員提出議案 京都市交通安全基本条例の制定について質疑が始まったのは午後5時40分から。文化市民局と建設局の担当部局は同席していたが、基本は委員同士の審議。
 くらし環境委員会に属していない議員も入り、提案者を代表して寺田議員が提案説明。趣旨は、昨年の亀岡と祇園の暴走車による事故を受けて、二度と悲惨な事故を起こさないように、安全な市民生活の実現に寄与するために条例を制定して、基本理念に、人命の尊重をうたい、歩くまち・京都憲章にもとづき、歩行者や自転車 公共交通を優先するまちづくりをめざし、市及び市民(事業者、観光旅行者)の責務や道路交通環境の整備や交通安全教育の推進、交通安全計画の作成などを定めるもの。
 全国300の市町村でで条例されている。提案者ではない共産党の山中議員が道路交通法や交通安全対策基本法との関連、また個人情報の保護のことなど淡々と質問。それに対して、この間、条例化の作成にがんばってきたわが議員団の青木芳香議員、寺田議員、吉田議員らが的確に答弁したのは実に立派でした。ごくろうさん!

●5月20日(月)

    <予算特別委員会 補正予算を審議>

 10時から補正予算を審議する予算特別委員会は開催。ぼくは第一小委員会の委員。
 
 行財政局とは、基金特別会計の1億800万円の財政調整基金の取り崩しについての質疑。経済対策の効果や理科教育材料の購入がどう関係するのかなど5人の委員が質疑。

 文化市民局からは、国の地方消費者行政活性化交付金3200万円を消費者教育推進法に基づく消費者教育啓発の推進に啓発の印刷物や講座、相談員の増員、相談窓口の周知広報に充てると説明があり、ぼくは2年前の「ふるさと牧場」の詐欺事件による被害者に対して、鈴木の名前を語って、被害者にまた金を振り込ませようとした2時被害者詐欺事件に巻き込まれたことを説明して、警察との連携や「振り込め詐欺」「オレオレ詐欺「母さん助けて詐欺」の被害から守る方策などについて質疑。当時、毎日放送のニュースにも出たんやで!ほんまにびっくりしたよ!

 産業観光局は、国の緊急経済対策の京都府の基金を活用した「起業支援型地域雇用創造事業」についての説明。説明が不十分で質疑がかみ合わないところも。11事業で3億8千万円を予算化して  103人の雇用を図るという。「人材育成型ソーシャルビジネス等育成事業」「海外観光宣伝における新規市場研究」これは、東南アジアやイスラム教徒の誘致を図るためにハラールツーリズム勉強会を開くなど、京都文化交流コンベンションビュローに委託する。森林病虫害から京都三山を守る対策事業は、この5年ほど前から東山などナラ枯れ マツ枯れ対策が話題になってきたのでその対策として森林整備隊により、1200万円で4人を雇用、伐採技術研修して伐採危険枯死木処理などをする。東山についてはだいぶ改善されたようだ。ぼくは、このナラ枯れ対策のことも議論した。要は国の補正予算をどう効果的に活用するかが、知恵の見せ所。
 夕方は、とある有料老人ホームの建築のことで相談ごと一件。夜は、事務所で明日のくらし環境委員会で質疑をするために議案説明資料を読みメモづくり。

●5月19日(日)

     <左京消防分団総合査閲>

 朝、8時過ぎ木野の京都精華大学グランドへ。毎年この時期に行われている左京消防分団総合査閲に。
 左京の27の消防分団が日頃の訓練の成果を披露する日。天気は曇り空で暑くなくてよかったが時折砂塵が舞い上がる。奥園左京副区長が挨拶のデビュー。今年の京都市総合査閲に左京代表で出場するのは、大原分団。原田分団長の指揮のもと整列して手帳を出し行進する通常点検を機敏に見事に披露。修学院と鞍馬は人数も多くてド迫力。
 小型動力ポンプを使い、ホースを延長して取り組む操法訓練もたいへん。親しい消防団のみなさんと挨拶をして最後の署長講評まで見学。ほんまにご苦労さんです。消防団員として島内研府議、桜井、とがし議員もがんばってました。

     <北神けいろう事務所 事務所開き>

 午後1時からは、河原町御池下るのバス停のところのかつては書店だったビルに北神けいろう事務所が構えられたので事務所開き。
 間口は狭いが中は広い。前衆議院議員ということで門川市長等ら市町村の首長さん、各種団体、後援会関係者に民主党の国会、府市会議員らが勢ぞろい。そして堀場雅夫さんも応援団としてユニークな応援の弁。この10年地道に努力をしてきたし、実績のある北神さんをなんとしても当選させないと。陣地はできた。維新に負けてたまるか!

 その後、四条河原町には海江田代表も駆けつけて、小雨降る中、街頭演説。まちを歩く人も少しは立ち止まって手を振ってくれる人が、ちょっと増えたかな。海江田代表は、安倍政権の経済対策など批判しつつ、生活者の立場を鮮明にして、参議院選挙に臨む決意を表明。もちろん北神候補も気合の入った演説でした。気合だ!
 
 その後、民主党京都府連の常任幹事会と選挙対策本部の事務局長会議。世論調査では、自民が圧倒的に独走しているが、今のところ民主は、維新とどっこいどっこいとのこと。風がどう吹くのかわからんが、手足のない維新に対抗して競り勝つには、われわれが10数年培ってきた地域での活動を正々堂々と訴えることで勝機を見いだせると確信している。今後の日程など確認して必勝を誓う。

 夜はNPO法人「あったかサポート」の交流会。社会保険労務士、労組OB、中小企業者、大学関係者に自治体議員らの集い。理事長の澤井勝さんらに挨拶。北神候補も飛び入りで挨拶に。彼は会場内を回っていても大柄で身長180センチを超えるのでよく目立つ。ええことや!夜は、明日の予算委員会での質疑のために資料を読む。

●5月18日(土)

 朝9時前、近くのファミリーマート前の近衛広場に。雑草が生えてきて小木も茂ってきたので街路樹サポーター「近衛ひろば・みどりの会」として、ご近所のみなさんと恒例の草引き。年に2、3回実施している。この広場の整備のことで、ご近所との調整で左京土木事務所の関係者と苦労したのは、もう20年ほど前のことか、色々な思い出のあるところ。この1年前から公園体操の場所になって活用もされ、春には桜も見事に咲いてええ広場になった。およそ40袋が積み上げられました。また盆前に実施カナ。

 ええ汗を流した後、西京極球場近くの福祉事業所「加音」の総会に。この地に作業所が開設されて7年ほどかな。家主さんの理解を得ていまでは2階も活用できて20人ほどの自閉症の青年らが通所して、紙器加工,金具成形,縫製,大学清掃,文具組立、そして竹林から作られた京竹炭を使用した、消臭グッズ「にほひとりますえ」がヒット商品になった。北村正樹・雅子夫妻ががんばって運営も順調の様子。決算や事業報告、また予算や事業計画が承認される。成年後見人のことなども話題に。

 午後は、誘われている行事もあったが、事務所にて雑務。まずは、民主党の党員・サポーターの登録の締切が迫っているので、前年度の名簿を見ながら、「落ち目の民主党ですが、継続をお願いします」と電話作戦。ほとんどの人が快く了承していただいて感謝です。
 
 それから、市会改革推進委員会が依頼して、議員報酬のことについてご意見を出していただく駒林良則立命館大学法学部教授の「京都市会議員活動実態アンケート調査」の回答書きに没頭。わが「ひとくち日記」を再読しながら、3月4月の2か月間の日々の24時間を3時間ごとに分けて何をしていたのかを記入する。
 もちろん3月は定例市会中で、夜の9時まで委員会があったり、議会活動で日々が過ぎているが、市会の会期が終わって4月でも朝から晩までなんやかんやしているなあ。我ながらよう動いているよ。駒林先生、ぜひぼくの「ひとくち日記」読んでみてくださいな。

 夕方、新風館のパタゴニアへ。南川良三郎さんにお会いして、嵐山渡月橋での小水力発電設置のご苦労や左京での可能性について、また河川法との関係など小水力発電のことを勉強させていただく。今後色々と模索をしたいね。

●5月17日(金)

      <代表質問の本会議>

 5月市会定例会。テレビ中継のある本会議の一般質問。自民から中村、津田、桜井、昼の休憩を挟んで共産の西野、樋口議員が質問を終えて、わが民主は、ぼくと同期の小林あきろう議員が登壇すると、橋村新議長に代わって隠塚新副議長が議長席に座り見守る。
 
 あきろうさんは、冒頭、この6月に臨時市会が開かれて議案になる市職員の給与削減と橋下、石原の慰安婦問題発言にひとこと触れて、例によって、得意の分野、文化・芸術の発展、バイオディーゼル燃料化事業についていつものようにウンチクを傾けた後、新ネタでゼスト御池の現状と今後の課題について(ゼスト御池、リニュアルされたようやく活気がちょっと出てきたかな)、また過日議員団で視察に行った洛陽工業高校のことを話して伏見工業高校との再編のことを淡々と演説していたら、大ベテランがどうしたのか、時間制限のベルがなり、最後の質問は尻切れトンボ。

 続いて山科区選出の1期目の松下真蔵君が2度目の代表質問。過日ドイツなど市会海外視察団の一員として見聞してきたことを報告して、再生エネルギーによる自立社会の実現に向けてエネルギー自立地区の実証実験と環境先進都市の目標設定について時間を割き、最後に生活保護の不正受給者対策について質問。前回の彼の質問の時は野次が飛んだが、今回は議場も静かでした。その後、公明の日置、湯浅議員が淡々と質問して午後4時半頃閉会。

      <高野パチンコ店出店問題についての市長答弁>

 この本会議で、高野のパチンコ店出店問題について自民党の左京選出の桜井議員に対して、市長は下記の様に答弁した。要旨を書いておく。
 「地域住民の思いを受けた請願が全会派一致で採択されており、私としても同感であり、強く共鳴している。現行法制度上、建設は可能だが、住民の思いを最大限尊重して、事業者に対して交通の安全や周辺環境との調和など検討をするよう強力に指導してきた。
 現在中高層条例に基づき調整会議を行っているが厳正な立場で対応する。まちづくり条例については、事業者の説明責任の明確化などの課題が明らかになり、これらの問題を解決するために検討委員会を立ち上げ条例の改正に向けた検討を進めたい(要旨)」という市長答弁は、実に意義のある内容だ。
 住民の声を受け、また左京区選出の議員が、市長への面談も含めて要請したことを正面から受け止めてくれた、と思っている。パチンコ店出店を計画している業者さんよ!出店計画を撤回しなはれ!
 
     <橋下大阪市長の発言について女性議員が抗議の表明>

 さて、維新の会の橋下大阪市長が、先日13日に従軍慰安婦問題での発言について、わが民主・都みらい議員団の唯一の女性議員、青木芳香議員や共産と無所属の女性議員11人が連名で「女性だけではなく国民の人格や人権、そして尊厳を深く傷つけるものです。これらの発言が市民の人権を守り抜くべく公人によるものであるということに私たちは大きな衝撃を受けています。すべての市民の人権を擁護する立場の京都市会議員として、また国際平和を望む1人の女性として、ここに橋下徹大阪市長に対する抗議の意を表明します」という文書を作成、夕方記者会見した。芳香議員、がんばりましたよ!

 夜、8時過ぎ日曜日の左京消防分団の査閲に向けて練習に励む地元の第四錦林小学校グランドでの吉田消防分団、養正小学校グランドでの養正消防分団を激励に。仕事の後、ほんまにご苦労様。とてもぼくなんかにできないこと。
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