元京都市会議員鈴木マサホ「ひとくち日記-日々是好日」

鈴木正穂の身辺雑記として「ひとくち日記」を復活。人生100歳時代。コロナに負けないでどこまで書き続けられるか。

11月市会定例会始まる。 11月16日ー20日

2010年11月21日 | 日記
●11月20日(土)

 昼過ぎ、市原野へ。今日は、川島織物工場の前にある市原野会館で市政懇談会の日。元自治連会長の中村貴司さんにお世話になり司会もしてもらう。仕事や天気がいいので、遊びに行かれた住民も多かったようで、20人ほどの参加者。

 ぼくが東北部クリーンセンター建設時のことや京都市財政のこと、また市原野の課題や左京区新総合庁舎のことなどについておよそ40分ほど話して、みなさんからご意見を聞く。消防団活動の充実、京都市の財政構造を考えて南部地域への工場などの誘致、事故が多発する鞍馬街道の狭隘な部分の拡幅、ビンの回収事業の成果、地下鉄経営健全化計画、また四条駅にオープンした「コトチカ」の店舗の営業時間など、を多彩な声をお聞きする。
 そしてなんと言っても、猿対策!静原ではそれに鹿と猪が加わり、ほんまに深刻な問題なのだ。2年前か、市原野では野生猿対策の勉強会も開催されてことがあるし、京都市もモンキードックや電柵の設置など対策をしているが、未だ解決策はない。畑の作物を荒らすのは日常茶飯事で家の中まで入ってくる。パチンコ玉を撃って脅かすのがいいという説やほんまに色々とたいへんだ。サルと人間様の知恵比べ。およそ2時間、有意義な会でした。ご参加いただいたみなさんありがとう!

●11月19日(金)

 朝10時から議員会。この11月25日に代表質問する安井議員と山本恵議員の質問項目の説明。わが会派では、それぞれが地元の要望なども含めて思い思いの質問を作ることになっている。ちょっとぼくと視点が違うなあと思うところはあるが、それはそれで良しとするか。

 その後、補正予算について各局から説明と簡単な質疑。今回の補正予算は、政府の緊急総合経済対策による補助金や地域活性化交付金を活用する21億円。面白い事業ではアライグマ防除の対策に100万円、中国人観光客に対しての研修などの事業もある。また子宮頸がんやヒブや小児肺炎球菌の予防接種についても予算が付いた。予算委員会で審議されることになる。

 3時過ぎからは、京都市水道労組の松田委員長に同行してもらって、山本恵議員と伏見にある組合へご挨拶に。「民主党はどうなってるの?」、という声を聞くのがつらいね。

 夜は、議員団14人のそれぞれの後援会の役員さんらが合同して親睦を深める130人ほどの会。小林団長、われわれ現職はなんとしても勝ち抜くぞ!と気合の入った挨拶。各議員が決意を述べて気勢を上げた。

 わが事務所では、「ほろよいの夕べーボサノバとワインの美しいハーモニー」としたボジョレヌーボの女性限定の会が開催されていて、岩田美智夫さんのギターでわが町内在住の田中愛子さんがボサノバを歌う。秋の夜長の楽しいひと時でした。お手伝いいただいたみなさん、ありがとう。

11月8日(木)

 11月市会定例会が始まる。冒頭の本会議。会期は12月10日までの23日間。

 門川市長からは、京都市基本計画の策定について過程や要旨の説明。「環境」、「文化」、「地域コミュニティ」、「伝統と知恵による産業」、「学び」、「真のワーク・ライフ・バランス」をキーワードに「京都の未来像」をイメージして基本計画を策定して施策を進めようということ。特別委員会が設置されて議論、議会で議決することになる。
 星川副市長からは、その他の議案、新景観政策に係わる見直しや指定管理者の指定についての議案などが説明されてた。そして共産党の議員が登壇して、市会議員の議員報酬の三割カットを提案。多少の野次も飛びました。選挙前でパフォーマンスかな、と思いながら聞くが、市会運営委員会で付託されることになり、さてどうなるか。本会議は40分ほどで延会宣告。

 議員団室への来客は、子育てが終わってから大学に進み、今は京大大学院で公共政策を勉強中の人。基本計画のこと、政策評価のこと、議会の役割、パブリックコメントのことなど話す。ぼくもまた勉強したくなった。

 午後は、民主・都みらい京都市会議員団として、恒例の「京都市予算編成に対する要望書」を小林団長ら全員の議員が揃って第一応接室で市長、3人の副市長と関係する局長らが同席のところで手渡す。環境政策推進の視点で全政策を評価することを筆頭に、予算編成の可視化、など政策制度要望を16件、区役所のワンストップサービスなどの予算要望35件。あれもこれもということではなくて、要望件数も絞り込まれた。

 さらに来客は京都社会労働問題研究所の宮田栄次郎さん、京都の戦後の労働運動の草分けの人。80歳を越えておられるが、彼の選挙分析はいまだ健在。市会議員選挙に立候補する予定者の一覧を見ながらああでもない、こうでもないと情勢分析。いやはや「みんなの党」やこの前の市長選挙に出た男の私党の「京都党」も出るし、民主党も複数擁立しているし、大乱戦だよ。頑張らなくっちゃ!

●11月17日(水)

 朝立ちは、百万遍でやる予定だったがすでに某政党の議員がしていたので、高野の交差点で淡々と市会報告を40分ほど。そしてとある喫茶店でモーニング。とある相談ごとも。

 10時過ぎ、いざポンコツ車で友人と鞍馬へ。鞍馬は、牛若丸や鞍馬天狗で有名な鞍馬寺があり、火祭りでも有名だ。街道筋には古い町並みが残されていて、秋は参拝客やハイキングで賑わっている。ビラ撒きをしながら知人宅ではご挨拶。そしていつものように山門前の岸本柳蔵老舗商店に立ち寄って甘酒で一服。

 小春日和で天気も良いので癒しの里、静原へ。ハイキング気分で集落の中をビラ撒き。静原神社の紅葉が美しい。里山の原風景がこの地にある。

 知的障害者の通所施設「七彩の風」にも立ち寄って施設長さんと空き缶の回収のことなど懇談。ここのおからドーナツやクッキーは美味しいよ。

 さらにキャンプ場と簡易水道の浄水場まで走る。静原の簡易水道が供用開始されたのは、平成11年だったかな。地元のみなさんと簡易水道設置に向けて色々と相談していたのは15年ほど前かな。そして現在、特定環境保全公共下水道事業を実施中。

 江文峠を越えて大原へ。「里の駅」にて遅い昼食は、ぼくの定番、地鶏の親子丼。これがまた美味いのだ。運営している大原アグリビジネスの宮崎さんらと懇談。日曜日に開かれている朝市にもたくさんの人が訪れる。ぜひいちど行ってください。ポスターの張替えもして、事務所に戻ってきたのは4時を回っていた。よく歩きました。

●11月16日(火)

 毎月16日は、地球温暖化対策条例にも記された「DO YOU KYOTO?」環境に良いことをする日。ノーマイカーデーということで、9月16日に車で市役所に行ったら京都新聞に書かれたので、自戒の日。今日はいつものように自転車で出勤だ!

 10時から議員会があったが、くらし環境委員会委員長として、京都市文化功労者表彰式に正副議長と市役所の応接室に。表彰者は、華道の池坊専永さん、能楽の金剛永謹さん、日本画の竹内浩一さん、学術部門で辻惟雄さん、そして音楽部門は京響の指揮者であった井上道義さん。井上さんは代理の方が出席された。審査委員会委員長の上平貢先生が選考理由や業績を丁寧にご紹介された。そして記念写真。この表彰式に出るのは副議長のとき以来4年ぶり。

 午後の議員会は、文化市民局を呼び込んで市立浴場の指定管理者や今後の運営のこと。くらし環境委員会で議論になるだろう。

 2時過ぎに国際交流会館での「左京区基本計画(第2期)を考えるシンポジウムに参加。前京大総長の尾池和夫先生が「三国岳から南禅寺までー地球科学で見る左京区」と題して、花折断層や大地震のことも含めて壮大なお話。

 パネルディスカッションは、宗田府立大教授の司会でボーイスカウトの長谷川綉二さんと笹岡隆甫未生流笹岡次期家元らが「自然を愛で、歴史を学び文化を楽しむ豊かな心」と題して大文字山送り火のことや里山のことなど、豊かな左京の自然と人々の営みを論じたところが、いかにも左京らしいなあ。計画案への意見と愛称を募集中。応募してみてください。

 夜は吉田神社の境内で今年最後の剣鉾の練習。ちょっと冷え込み始めたが、屈伸運動をして夜空に浮かんだお月さんと木星?を見上げて新松鉾を差した。どうにか「芯」を取れるようになった。来年春まで剣鉾の練習もお休み。体を鍛えておこう。
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