元京都市会議員鈴木マサホ「ひとくち日記-日々是好日」

鈴木正穂の身辺雑記として「ひとくち日記」を復活。人生100歳時代。コロナに負けないでどこまで書き続けられるか。

2月市会定例会開会  2月18日ー21日

2013年02月24日 | 日記
●2月21日(木)

 各新聞朝刊には豊田府議の離党の記事が小さく掲載されている。民主党への批判や労組に依存していることが理由になっているが、当選したときに誰に支援をしてもらって当選できたのか、そのことを理解してないし、この間、時間を割いて、諸問題の解決ために相談に乗り、慰留してきた立場として、聞く耳を持ってくれなかった豊田府議に対して怒りがこみ上げる。とりわけ電話一本で、お世話になりました、と伝えてくるその人間性に心底腹が立つ!絶交だ!2区総支部として毅然とした処分をしたいと決意。

    <補正予算を審議>

 10時から、国の緊急対策に伴う大型補正予算を審議する予算特別委員会が3つの分科会に分かれて開催される。ぼくは第2分科会。
 保健福祉局は、障害者自立支援給付金、移動支援事業、障害児施設給付金など利用者の増による補正。また入所児童の増で民間保育所運営費の増、ヒブワクチンなど予防接種費と生活保護扶助費は減額など。各委員からその内容などについて質疑。
 都市計画局は、市営住宅耐震改修、市営住宅ストック活用計画さらに東九条の市街地整備事業で公園緑地に活用するために公社から買戻しするための補正予算など。
 建設局は、公共事業の推進ということで大盤ふるまい。道路橋梁整備など15億、街路整備に12億円。自民、公明は、政権交代したことで、予算がついたのだと自慢そうに発言を繰り返す。それに対して、ぼくは、嫌味をいいながら質疑。 
 左京区関係では、一乗寺の第二太田川の河川改修ということで、一乗寺公園に調整池を設置する予算もあるし、酷道(国道)477号線は小出石、百井間の舗装改修やトンネル点検、さらに公園整備として照明灯及びブランコの更新なども予算化された。
 教育委員会は、学校維持管理費に4億円余。快適トイレ整備や洋式トイレ化も進むことになるが、しばし委員会は、学校のトイレの在り方を巡ってトイレ談義。岩倉南小学校校舎増築も見直しがされて、プールと校舎が一体化したものが建設されることになる。
夕方、5時までみっちり審議しました。

 夜は、京都高野川ライオンズクラブ杯左京小学生バレーボール大会の第3回の実行委員会。実行委員長の小林先生を中心に各学校の先生やスポーツ少年団の指導者のみなさんが最後の打ち合わせ。会場の左京総合庁舎は小雪が舞う寒い夜。


●2月20日(水)

    <2月市会定例会、始まる!> 

 2月定例市会の始まりの本会議。年頭最初の本会議なので本会議場にて開会前に京都市交響楽団の5人の演奏者による京都市歌とファルカシュの「古風なハンガリー舞曲集」が演奏された。自治労音楽家組合委員長の清水信貴さんがフルートの演奏でした。

 10時から本会議。この市会の日程は3月22日までの31日間の会期を決定。そして、門川市長が登壇して25年度京都市予算議案市長説明要旨を朗読。都市の活性化と安心安全を最優先に「はばたけ未来へ!京プラン」推進して、「経済の再生と雇用の創出」、「福祉、医療、子育て支援、教育の充実」、「防災・老朽化対策」、「文化芸術の振興」の4点を最重点にしたと説明。市長選挙から1年経過しているので、保育料や上下水道料金、体育館などの使用料の改定も提案されているので論議を呼ぶことになる。また星川副市長からは補正予算やその他の議案についての説明も。
 その後、各予算や議案は、予算委員会を設置して議論をすることになる。

 また議員提案で政務調査費の交付に関する条例の一部改正を賛成多数で可決。中身は、政務活動費に名称を変更して、活動費の範囲などを決める。政府への要望・陳情活動費が新たに認められることになった。
 延会宣告後、本会議場でいつものように予算特別委員会の正副委員長等の互選。ぼくは、建設、都市計画、保健福祉、教育委員会と質疑する第二分科会。
 
    <市会改革推進委員会>

 午後は、市会改革推進委員会。直接傍聴の試行の2回目。5人?の市民が傍聴席に。
 議会基本条例の骨子案を巡って昨日の検討部会での議論の結果の報告があり、議会報告会や弾力的な会期、本会議における一問一答方式の採用などについて議論。
 京都市会は、現在2月、5月、9月、11月の4期制で定例市会があり、閉会中も月2回の常任委員会が開催されているが、通年制にしたらどうかという議論が進んでいる。また議会基本理念を条例に加えるかどうか、また委員会の議論を市民に知ってもらうべく報告会の開催などについて議論されるが、押したり引いたり各会派の意見が出て、なかなかまとまらん。民主主義は時間がかかるよ!
 次回の市会改革推進委員会は3月25日(日)10:00から開催されます。傍聴にぜひ来てみては?

 委員会散会後、京都マラソンに向けて、「アスリートの料理教室・美ジョガーの為のエネルギー強化教室」の開催を準備しているアスリートフードマイスターの女性と懇談。「作って食べて、カーボローディングと交流会」ということで3月3日に開催予定。京都マラソンの担当者に紹介して、その後、市政記者室に案内を持って行って緊急記者会見?会場は京都料理学校。参加費5千円。詳しくは253-0005(京の農産あんしんネットワーク)へ。

    <ベトナム・フエ市とパートナーシティ提携式>

夕方は、京都国際交流会館での京都市とベトナムはフエ市とパートナーシティ提携式へ。昨年4月にフエ市で世界歴史都市会議が開催されて、ぼくは市民ツアーで佛教大学の学生諸君と参加したので、出席した。

 フエ市のファン・チョン・ビン市長や市議会議長ら代表団と、「こどもの家」を運営されている小山道夫さんと支える会のみなさん、ベトナムからの留学生ら80人ほどの参加者。おりしも日本とベトナム外交関係が樹立されて40周年。
 つまりベトナム戦争が終わって40年か。高校時代、ベトナム反戦運動にかかわっていたという門川市長も冒頭の挨拶でそのことに触れた挨拶。今後も学術や教育、福祉分野での交流促進などを進めるという締結書にサイン。
 懇親会では、ビン市長はカラオケが大好きで、アオザイを着飾った留学生たちと大いに唄い、大西議長もノリノリで参加していたぼくら議員らとみんなで「上を向いて歩こう」を熱唱。カラオケ大会で交流を深めたのです。
 同世代の小山道夫さんと再会できてよかった。また佛教大学生たちも就職がそれぞれ決まってよかったね!また機会があればベトナムに行きたいなあ!
 
 ところで、夕方、わが民主党2区総支部所属の山科区選出の豊田府会議員が、民主党を離党したと夕方、記者会見したという。昨年12月の衆議院選挙が始まるころから、色々な問題が生じて、その問題解決のために、2区総支部の幹事長として、また先輩として、本人とも何度も話をして、相談に乗ってきた。最後まで慰留に努めてきたが、こういう結果になったのは、残念というより、怒り心頭!腹立たしい!

●2月19日(火)

 午前中、事務所への来客は、ハングル講座を開いている人。高校などでハングル講座を開けないかという相談ごと。京都市の外国人教育の経過や国際理解教育について話して、いつか関係者と懇談の場をもつことを提案。

     <翔鸞小学校で給食を試食>
 
 昼前、議員団のメンバーの車に便乗して上京区は御前通今出川上るの翔鸞小学校に。5年生のクラスで給食の試食会。衣笠山が見える学校。ちょうど給食の準備中。子どもたちのグループごとに議員が座って配膳を待つ。
 今日のメニューはなんと!ひき肉と豆を煮こんだチリコンカン。いやあ、なつかしい!わが青春時代、同志社の近くで、大学に通いながら駱駝館という喫茶店でマスターをしていたが、とり飯とチリコンカルネが売りでした。スパイスは効いていないが、いやほんまになつかしい味。そして温野菜とパックの牛乳と小さなチーズとパン。
 ぼくが小学校時代の給食は、鼻をつまんで飲んだ脱脂粉乳は好きではなかったが、ご馳走は鯨肉だったなあ。子どもたちとワイワイいいながら楽しく食べた。チリコンカンのお代わりをしたかったなあ。牛乳嫌いの某議員は、飲んだのかなあ? 飲み終わった牛乳パックは、バケツの水で洗って折りたたんで返すことを初めて知った。これも環境教育の一環。食事後、この学校の調理員さんは京都市学校給食職員労組委員長の松田さん。教室に挨拶に来て子どもたちと親しく会話。調理室には検便をした人しか入れないということで外から見学。日々の調理ご苦労さん。
 
     <洛陽工業高校を視察>

 それから車に便乗して南区の洛陽工業高校に。明治19年(1886年)に京都染工講習所として創立され全国の公立工業高校のなかでも創設が最も古く、その後、京都市立第一工業学校から工業科と普通科、商業科設置されて京都市立洛陽高等学校と校名がかわり、1963年から現在の京都市立洛陽工業高等学校となっている。わが今枝徳蔵団長、天方ひろゆき議員の亡き親父さんの昌英さんも、そして先日亡くなった映画監督大島渚さんも卒業生。
 伝統産業はもとより、時代の先端を行く産業界に優秀な人材を数多く送り出し、我国の産業の発展に大きく頁献してきて、科学創造立国にふさわしい付加価値の高い"ものづくり"を中心とした日本の産業を支えていくために、専門性を追及し、産業界で大いに活躍できる人材の育成に取り組んでいきます。と恩田校長。
 2008年からすべての科を創造技術科に改編して、2年生から2年生から電気コース・電子コース・機械コース・京都ものづくりコース制にしている。
 校内の実習室を見学。校舎そのものも老朽しているし設備的にも古いものが多い。創造基礎(洛陽立志塾)と呼ばれる新聞を題材にした授業も参観させてもらう。金融経済についての授業で生徒たちがレポートを発表してました。それぞれの思いが入った立派な報告でした。
 また100周年記念に建てられた資料館には、巨大なワープロも展示されて、染織や電気関係など産業の歴史を知るうえで貴重な資料館。生徒のみなさん、がんばりや。

 ところで、昨年には、「京都市立工業高校将来構想委員会」から「最終まとめ」が提出され、洛陽工業高校・伏見工業高校の再編、統合をする方向が示されている。今後、より魅力ある学校として発展していくための展望について,学校の適正規模,施設整備等も含め,これまで以上に幅広い観点での議論をしてさらなる方向性が示されることになる。


 夕方寒い中、連合京都市内地域協議会の四条河原町での街頭行動に。コートは着たまま、宣伝カーの上に乗る。春季生活闘争の始まりの訴え。一区で衆議院選挙に立候補した祐野恵さんは弁舌さわやか。ぼくもがんばって演説したよ。

 ところで、怒り心頭!の事案発生。豊田府会議員が、離党届をもって2区総支部長の前原事務所に離党届を持って来たという情報。この間、色々と問題解決に向けて本人と話し合い相談に乗ってきたのになんということだ!呆気にとられる。夜、前原事務所の斎藤所長とその時の対応など報告を受ける。

●2月18日(月)

    <出町柳駅前で朝の街頭行動>

 7時前に目覚めたら雨模様。今日は民主党2区総支部として月一回の朝の合同街頭行動の日。雨で中止やろと、思っていいたら決行しますとメールが前原事務所から。雨で濡れるし、いややなと思いながら、出町柳駅前に。
 するとすでに前原議員がいつものようにマイクをもち演説しているし、北岡、島内、隠塚、中野、藤川君らも集合している。これが原点か。ぼくも10分ほど傘を差しながらマイクを握って少し喋る。風は冷たくなくてそれほど寒くはないが、世間の風は冷たいなあ。まあメゲナイデがんばるしかない!?

 一旦事務所に戻ってから市役所に。10時から議員会。会計室、監査委員会、人事委員会、選挙管理委員会の各行政委員会が新年度予算について説明。そして簡単な質疑と資料要求など。その後、今後の日程や海外視察に行っていたメンバーから報告など。そして2月27日の本会議で民主・都みらい議員団を代表して登壇する中野、宮本、隠塚議員から質問の要旨について説明も。

   <どうなるわが母校 鴨沂高校> 
 
 議員会終了後、久しぶりに鴨沂高校へ。友人の前川夫妻が店主の食堂でから揚げ丼を食しながら、高校時代から世話になっている愚息のことや鴨沂建て替えと食堂のことなど四方山話。そして校長室を訪ねて山岸校長先生らと京都の公立高校制度の改革と建て替え問題のこと、また制服導入やグランドのことなど四方山話。今年の夏休みに仮校舎として相国寺の元成安女子高校に引っ越してから解体、埋蔵文化財調査などが行われて、それから新校舎の建設が始まるようです。卒業生の皆さん、ぜひ同期会などで思い出の校舎を訪問したらいいですよ。

 その後夜にかけて事務所に籠って、議員レポート発送作業の準備のために名簿の整理に没頭。歯医者に行くのを忘れてしまった。吉田先生ごめん!
  

●2月17日(日)

    <全国車いす駅伝大会>

 寒い朝、昼前、近くの東一条京大正門前に。高校駅伝、女子駅伝と冬の都大路を駆け抜ける駅伝の最後の全国車いす駅伝の選手たちを近所の人たちと応援。宝ヶ池からスタートした選手たちが疾走してきて選手が交代する第一中継地点。大会役員やボランティの人たちが見守る中、第二走者が出発していく。腕で車輪を回すので到着した選手たちは汗まみれ。全力を出し切った様子。優勝は、福岡チームだった。

     <「KYOTO地球環境の殿堂」の表彰式>

 1時過ぎには、国際会館に。北山はうっすらと雪化粧。
 京都議定書誕生の地ということで地球環境の保全に貢献した人たちを表彰し業績を展示する「KYOTO地球環境の殿堂」の表彰式。今年で4回目。
 オープニングは、「DO YOU KYOTO?ネットワーク」伝統芸能のメンバーである未生流笹岡隆甫さんが尺八と筝をバックに生け花を生ける。そして、今年の受賞者は、インドの環境哲学者で物理学者で女性のヴァンダナ・シヴァさんと米ロッキーマウンテン研究所理事長のエイモリー・B・ロビンス氏。
 シヴァさんは、インドで女性運動や環境や農業に対する価値観に警鐘を鳴らし、伝統的様式に根ざした価値観を元に環境と共生する思想を広げたという功績。ロビンス氏は、再生可能エネルギー利用を推進する戦略を提案。電力使用量削減分を発電したと見なす「ネガワット」などの概念を提唱されたという。
 ロビンスさんは、講演でボルネオでマラリヤを撲滅するためにDDTを撒いたらネコも死んでネズミが大量に発生、イギリスがネコを投下した話。寓話やな。シヴァさんは、ボパール化学工場事故の多くの住民が被害を受けたがその訴訟の話が印象に残った。ともあれ、賞金はないが、京都が地球環境の先進的な地として世界で活躍する人を表彰するのもいいかな。

 選考委員の1人、関西学院大教授の奥野卓司君と久しぶりに出会えた。彼は堀川高校出身で門川大作市長と同級生。ベ平連だった。お互い元気でなにより。なおミナマタを描いた小説家の石牟礼道子さんは候補に挙がっていたが辞退されたという。

 夕方は、事務所で雑務。夜テレビで、ロシアに落ちた隕石の映像を見る。まるでSF映画を見ているようだが、その衝撃波で学校やオフイスの窓が割れたり、人がなぎ倒される光景のその凄まじさに驚く。
映画「アルマゲドン」ではないが、大都市に落下していたら大変な惨事になっていただろう。人類になすすべはないよ。
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