元京都市会議員鈴木マサホ「ひとくち日記-日々是好日」

鈴木正穂の身辺雑記として「ひとくち日記」を復活。人生100歳時代。コロナに負けないでどこまで書き続けられるか。

桑原武夫先生蔵書廃棄問題と在職30年表彰   5月22日ー26日

2017年06月07日 | 日記
●5月26日(金)

    <全国市議会議長会表彰伝達表彰式  在職30年表彰していただきました>

 朝9時30分から理事会室で全国市議会議長会表彰伝達表彰式。10年表彰のみなさんとともに議員在職30年以上特別表彰を寺田議長から受けました。
 10年表彰は、わが民進党から中野、天方、山本議員の3人。自民は、山本、田中明秀、吉井、西村議員、共産は赤阪、西村議員。そして30年は共産の山中渡議員とぼく。
 1987年昭和62年、ぼくは38歳の時に、3度目の挑戦で初当選。以来、平成の時代を駆け抜けてきたことになる。副議長も拝命したし、繰り上げ当選もあったし11票差での逆転勝利もあったし波乱万丈の30年でした。京都市政の発展、市民生活の向上、まちづくりになどいささかでも寄与できていたら幸いです。心より御礼申し上げます。初心忘れることなく、生涯現役、これからもよろしくお願いしますね。
 
    <日本南画院 表彰式>

 それから議員会に少しだけ顔を出して、すぐにウエスティン都ホテルでの日本南画院の表彰式に。熊野神社の近くのマンションに事務所を構えていたときお向かいが南画院の事務所だったご縁があって毎年呼ばれています。
 優秀な作品には文部大臣や各知事表彰などが授与されるのだが、ぼくは京都市長表彰と教育委員長表彰状を門川市長と在田教育長の代理として手渡す役です。京都市美術館が改築で3年間使えないのでご不便をおかけしていること、そして会場から窓越しに東山や吉田山が眺望できたので、歓迎の意味でその案内もさせていただきました。表彰式の後は、町田会長らと受賞者の皆さんと記念撮影。

 今日の昼ごはん。粟田神社前のお好み焼き屋「ぼんぼり」さんで焼きそば定食。美味かったあ〜。このお好み焼き屋さんは粟田神社の剣鉾保存会の皆さんのアジト?ですよ。
 
 そして午後は議員会に。各会派から昨夕提出された意見書についてすでに調整が始まっていて、担当の天方、山本議員から随時その進捗状況を聴きながら、議論をして方向性を決めていくいつもの光景。
 夜は事務所で「ひとくち日記」や民進党の機関紙に地方自治体議員フォーラムのことの原稿を書いたりの雑務。

●5月25日(木)

     <議員会>

 5月市会も終わりに近づいてきたので各会派10時から議員会。
 今後の日程の報告などのあと、補正予算やその他の議案について各委員会での質疑の模様や論点など各議員から報告を受けて、賛否の態度を決めていく。
 また理事からは、ネーミングライトにかかわることで、市会基本条例の改正の提案のことも。これは京都市美術館の京セラの名がかせられることになり色々と議論になったことを受けて、議会の承認がいるという提案。賛成の方向で検討を始める。
 意見書については、過日、「きょうと教組」から要望のあった教員の定数是正や超勤問題、働き方改革に関する政府への意見書の提出については、民進党議員団として提案することにして意見書の調整役の山本ひろふみ議員にその任をお願いする。

    <自治体議員ネットワークと連合議員フォーラム>

 議員会が散会後、民進党京都府連で自治体議員ネットワークの幹事会を開催。ぼくが代表世話人ということで、今後の予定、総会の開催のことなど淡々と決める。
 そして、ラポールでの連合議員フォーラムの幹事会。連合京都の役員と民進党の各総支部の幹事が集い、自治体要請の政策のことや今後の研修会の開催のことなど協議。懇親会では、各地域の課題などについて話題になった。京丹後市から
谷口議員が久しぶりに来たので、久しぶりに二次会にも行きました。

 ニュースは、文科省の前川務次官が、安倍首相の友人が理事長の四国の加計学園の獣医学部新設計画問題で、「総理の意向」で文書もあったと記者会見し、「行政の在り方がゆがめられた」と批判。捨て身の告発だあ。森友学園問題といい安倍首相、色々とお友達に便宜を図っていやはるのですなあ。

●5月24日(水)

     <京都駅八条口 貸し切りバス駐車場を視察>

 市会はまちづくり委員会と産業交通水道委員会が開かれたがぼくはなし。
 そこで以前から約束していた京都駅八条口の再整備に伴う貸切バスの発着の様子を視察に行くことにした。
 まずは鴨川は勧進橋横の京都高速道路の下の駐車場を見に。ここに一旦バスを待機させてから修学旅行生を乗せた新幹線が到着するまえに連絡があり、この駐車場を出発する。これをショットガン方式という。20台ほどのバスが待機していた。
 それを見届けてから、八条口に。修学旅行生の出迎えでごった返す八条口の観光バスの駐車場を視察。高速道路下の駐車場からショットガン方式で20分ごとぐらいに新幹線が到着する時間を見計らって八条口に来る。そしてガイドに先導された修学旅行生たちがそのバスに手際よく乗り込むのです。12台しかスペースがないので、一部は東本願寺前にも行くことになるのです。
 5月末から6月上旬、修学旅行シーズンには、なんと10時台だけで80台のバスが発着するのですよ!京都は修学旅行生を100万人受け入れているので、出迎えは大仕事。観光バス協会の役員さんらが待機して出迎えられています。そして東本願寺前では、京都市の歩くまち京都推進室のスタッフががんばっていました。ご苦労様です。
 
 午後は、地元をウロウロ。久しぶりに会う人もいてがんばってやと声をかけていただくとうれしいね。元気出していこう!

 そして、民進党の党員・サポーター募集の締切日ということで前原事務所に立ち寄り、諸々の話も。民進党への支持率が上がらない中、友人らに党員・サポーターになってというのは苦労しますよ。でも鈴木を応援する意味でよろしくとお願いしてなんとか目標近くに達したかな、と思っている。感謝です。
 一応、締め切りは5月末ですが、今後も随時、登録可能です。党員は6千円。サポーターは2千円です。よろしくお願いします。

●5月23日(火)

     <教育福祉委員会>

 本日は教育福祉委員会。10時から始まって、終わったのは午後9時前。くたびれました。

 まずは、保健福祉局。付託されている京都市食品等の安全性及び安心な食生活の確保に関する条例の一部を改正する条例の制定については、昨年、食品衛生組合から提出された請願をぼくも紹介議員になって全員が賛成して採択したので8月1日を食品安全安心の日にするという条例。紹介議員としてひとこと。
 京都市保健所条例の一部を改正する条例の制定については、市役所の4階にあった保健所が市庁舎の再整備で近くの朝日ビルに移転をするということ。各区の保健所が保健センターになった時の議論など持ち出しながらぼくもひとこと。

 理事者報告は、障害福祉サービス等の利用者負担上限月額について。
 陳情審査は伏見区の違法民泊の迅速な取締り及び営業の即時停止等について議論。観光客が増えるのは良しとしても民泊問題は大きな問題なのです。

 一般質問は、国民健康保険や障害者スポーツの推進について質疑もあり、ぼくは、昨日垣間見てきた区役所における保健福祉センターの設置について感想を述べて市民がわかりやすいようにするように注文をつける。
 
 教育委員会からは、付託議案、向島中学校区小中一貫教育校施設新築工事請負契約の締結について報告と質疑。

     <桑原武夫先生の蔵書、廃棄問題について>

 そして、市立図書館における寄贈図書誤廃棄について、理事者報告が始まる前、教育長以下、出席者が謝罪。
 
 京都新聞(4月27日)の記事を引用しておく。

 「桑原武夫氏の蔵書1万冊廃棄 京都の図書館、市職員処分」
京都大人文科学研究所を拠点とした「新京都学派」を代表する仏文学者、故桑原武夫氏(1904~88年)の遺族が京都市に寄贈した同氏の蔵書1万421冊を2015年、当時、市右京中央図書館副館長だった女性職員(57)が無断で廃棄していたことが27日、分かった。市教育委員会は同日、女性を減給6カ月(10分の1)の懲戒処分とした。
 蔵書は1989年に市国際交流会館(左京区)が開館した際に寄贈され、一般公開されていた。市教委によると、2008年に京都に関する資料を収集する機能を備えた右京中央図書館がオープンしたのに合わせ、蔵書を同館に移動させたが、保存場所がないとして、向島図書館の倉庫に移した。15年に向島図書館の職員から、「置き場所がなく処分したい」と女性職員に相談があり、了承したという。
 今年2月、市民から「蔵書を閲覧したい」と右京中央図書館に問い合わせがあり、同館職員が「廃棄した」と答えたため、市民が市教委に連絡。市教委が調査し、発覚したという。市教委は「貴重な蔵書を廃棄してしまい、大変申し訳ない」と話している。
女性職員は生涯学習部の担当部長で、27日付で部長級から課長補佐級へ降任した。」

 委員会では謝罪の後、経過報告と今後の対策などが淡々と説明。
 
 ぼくは、この土曜日に右京図書館の桑原武夫コーナーを尋ねたこと、桑原先生の業績やご自宅に伺ったこと、また1987年に発せられた「世界文化自由都市宣言」の起草者であったこと、国際交流会館が開館したとき、先生の書斎があったこと、またアスニ―で「創造的市民」を発行されたことなどに触れながら、廃棄されたことが無念で悔しいこと、なぜご遺族に相談しなかったのか、などなどを発言した。委員会の開催が発覚後1か月近く経過しているのでぼくの怒り狂っていた気持ちも落ち着いていたが、鎮魂の気持ちを込めて諭した。ほんまにけしからんことだよ!そして残念なことでした。真摯なる反省を求めます!

 以降、伏見工業高校跡地に建設計画のある『新定時制単独高校の創設に係るワーキンググループ』まとめ」の策定についての報告と質疑。
 一般質問は4人の議員が、登下校の見守り活動、京北の小中一貫校、教職員の働き方改革、図書館における学校史、記念誌の切り取り事案について質疑があった。

 そして午後7時を回っていたかな、新たにこの4月に創設された「子ども若者はぐくみ局」との質疑。

 理事者報告は、保育所等及び学童クラブ事業における利用児童等の状況、京都市子どもの居場所づくり支援事業補助金の創設、児童養護施設退所者等支援事業におけるアンケート調査案についてあり、それぞれ質疑。
 一般質問では、障害児保育や市営保育所の民間委託について質疑があり、その後、区役所におけるはぐくみ局の創設についてこれも昨日左京区役所での様子を見てきたことを踏まえてぼくもこれからの職員の研修などについて質疑をしたのです。
 委員会終了は20時35分。嗚呼シンド!皆様、お疲れさまでした。

●5月22日(月)

 今日は、補正予算を審議する予算特別委員会は小委員会が開催されたが、ぼくはこの委員会に属していないので、市役所には行かず。

      <左京区役所にて>

 午前中は左京区役所に。この5月の連休明けから、こども若者はぐくみ局の創設に伴い、各区役所の機構も大きく変わった。保健センターが福祉事務所の一部と統合されて保健福祉センターに。また保育行政や児童福祉などワンストップで対応できるように「こどもはぐくみ室」が設置され、区役所の一階はそのままだけど2階と3階のレイアウトが変わり、担当部署の配置も変更された。市民サービスが向上すればいいのだが、職員も慣れるまでにはちょっと時間がかかるかな。

 その新たな区役所の様子を見学しつつ、ひとつは隣人とのトラブルで悩んでいるご家族のことで保健福祉センターの精神保健の担当者と相談。なかなか解決策は見つからないなあ。また過日、相談を受けていた浄楽学区の避難所設置の問題で担当副区長からこの間の経過などを聴き、今後の方向について協議。

 昼ごはんは、友人とファミレスで食しながら、悩み事の相談も。

 そして天気がいいので、忙中閑あり。宝ヶ池で一服。比叡山と国際会館をバックにして緑深まる景色はなかなかのもの。餌をやる人がいて鹿がすぐ近くまで下りてきて人になついている。餌やりは問題だし、鹿が草木を食べるので色々と問題なのだよ。姉妹都市のメキシコはグアダラハラ市から寄贈されたモニュメントもありますよ!

 松ヶ崎のおじゃこの「たけのうち」さんにもご挨拶に。ここのちりめん山椒は名品ですよ!

     <共謀罪反対のビラまき>

 夕方、市民運動を熱心に取り組んでいる友人と高野イズミヤで待ち合わせして民進党の「共謀罪」のビラを高野団地にポスティング。久しぶりに歩きました。少し歩くだけで偶然にも3人程の知人で出くわして四方山話。
 この共謀罪、テロ等準備罪法案と言われているが、ほんまかいな。市民や労働組合の活動を監視して、共謀だ!ということで、捜査対象になるかも。ぼくは特定秘密保護法から連綿と続くこの流れは危険だ!市民の自由と民主主義の根幹を揺るがすものではないかと危惧している。いやな世の中になってきた。
 ビラを撒き終えて西の空を見たら夕焼け雲がきれいやった。

 事務所に戻って、明日の教育福祉委員会で桑原武夫先生の寄贈された蔵書が廃棄されたことについて質問するべく桑原先生のことを色々と調べる作業とメモづくり。
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