元京都市会議員鈴木マサホ「ひとくち日記-日々是好日」

鈴木正穂の身辺雑記として「ひとくち日記」を復活。人生100歳時代。コロナに負けないでどこまで書き続けられるか。

民進党定期大会    3月12日

2017年03月19日 | 日記
●3月12日(日)

    <民進党定期大会>

 朝、新幹線で東京へ。民主党から民進党になってちょうど1年、1時から蓮舫代表になって最初の民進党定期大会。ぼくは自治体議員フォーラムの代表として招待されたのです。会場は、東京タワーの隣のホテル。右翼の街宣車が騒がしい。

 民進党のHPから大会の模様をちょっと長いけれど抜粋、引用しておきます。興味ある方はオンでくださいね。

    <来賓のあいさつ>

 東日本大震災で犠牲になられた方の冥福を祈って黙とうが行われ、民進党の立党の原点を再確認するため綱領の斉唱。
 来賓挨拶は、連合会長の神津里季生氏「一つひとつの課題に対して真摯(しんし)に議論を尽くすこと。議論の結果を受け入れ、皆が一丸となって対応していくことだ。このことがあらためて世界共通の課題となっている。民進党のエネルギー・環境政策は、苦労の末まとめあげた政策を堅持されて今日に至ったと考える。働き方改革の時間外労働の上限時間設定は、労基法制定70年の歴史の中で大きな「改革」だ。次期総選挙勝利に向け、蓮舫代表を筆頭に、民進党の皆さん方が大きな発展に向かうことを心より願う。私たちにとっては民進党しかない。ともに頑張ろう」。

 続いて、慶應義塾大学経済学部井手英策教授の挨拶。「必死に働くなかで自分自身で明日の暮らしを何とかする、自己責任の社会を僕たちは生きている。人間同士が分断され、生きることが苦痛と感じるような社会を子どもたちに絶対に残すわけにはいかない。貧しい人だけでなくあらゆる人の生活を保障していく。期待できない経済成長に依存するのではなく、将来の不安を取り除けるような新しいモデルを示してこそ、アベノミクスへの対立軸たり得るのではないか。自己責任の恐怖におびえる国から、生まれてよかったと心底思える国に変えてほしい。」

 ぼくは、彼の覚悟に胸を打たれた。万雷の拍手でした。


 2人目はNPOキッズドアの渡辺由美子理事長。
 「日本の子どもの貧困という課題に取り組んでいる。家庭環境の不安定な15歳について、世界各国と同じように、義務教育を終えてもまだまだ社会が支えるべきだ。例えば児童手当。なぜか15歳までしかないが、高校に行くにはお金がかかる。通学定期が買えなくて、高校をやめてしまう子がいるという現実がある。そんななかで児童手当の拡充や給付型奨学金もようやくできたが、まだまだ足りない。教育無償化の話が出ているが、そういうこともぜひやっていただければと思う。」

 そして3人目が異色の駐日アイルランド大使のアン・バリントン女史。
「2016年グローバル・ジェンダー・ギャップ指数」で、アイルランドは世界6位で日本は111位。日本が評価を改善できる分野の一つは、国会議員の女性比率だ。アイルランドでは2012年に可決された法律で、立候補者の少なくとも30%が男性、少なくとも30%が女性でなければならないと規定した。今年の国際女性デーのスローガンは「変革のために大胆であれ」。おそらくこれは民進党にとっても、より多くの女性を国会に送りだすために、すばらしいスローガンとなるのではないか」と通訳付でお話し。

    <蓮舫代表のあいさつ>

 そして、「この国の未来を選択できる政治を実現するために」と蓮舫代表が挨拶。ちょっと長いけれどお付き合いをよろしく。
 「私たちは、国民の選択肢になる。選ぶことのできる政治を実現する、選ぶことのできる政策をしっかりと示し、国民がこの国の未来を選択できる政治を実現するのは民進党だと、今日、みなさんとともに確認をさせてください。私たちはどんな未来を創っていくことができるのか。厳しい現実を超えて教育やエネルギー等の国のあり方について国民に夢と可能性のある、もう一つの選択肢を提案していくことが、民進党の「未来への責任」です。

 と述べて、以下、
原発ゼロ基本法案を国会に提出しますと明言。
「森林が市面積の8割を占める岡山県真庭市は、バイオマスタウン構想を官民一体で進め、新市庁舎に地元木材を使ったボイラーを導入し、1年中快適な室温を維持することができ、電気料金をかつての3分の2にしました。また、官民が出資して真庭バイオマス発電株式会社を設立し、市内一般世帯数1万7千を上回る2万2千世帯分の電気をつくり、会社は黒字になっています。これまで処分費用がかかった木くずや間伐材が新たな燃料として収入になり、関連産業で雇用が生まれ、地域のお金が地域内で循環する仕組みが生まれました。自然エネルギーを起点に、新しい経済システムが回り出したのです。こうしたシステムは今や各地で動き出しており、未来への夢と可能性は広がり始めています。民進党はすでに再エネ・省エネ推進の関連法案を国会に提出しています。新しい技術、国民の努力によってグリーンエネルギー革命が加速化されています。この加速に伴い原発依存からの脱却が前倒しで実現可能となるよう、来る総選挙に向け「原発ゼロ基本法案」を立案し、国会に提出します。
 再稼働まっしぐら、原発依存へ逆戻りの現政権とは違う未来を描いていきましょう。エネルギーは国家の重要基本政策です。国民生活・経済活動に与える影響、国際的なエネルギー情勢や国際社会との関係、使用済み核燃料の処理に関する自治体の理解と協力の状況なども検討します。東日本大震災から6年。飯館村の村長が「普通の災害はゼロからのスタートだが、われわれゼロへのスタートだ」と言われました。この重い言葉に応える責任を、3・11を忘れずに私たち民進党がしっかり果たすと言わせてください。

 そして、教育無償化実現に向けた法案を立法します
私たちは政権時代に「高校の実質無償化」を実現し、その第一歩を踏み出しましたが、最近、さまざまな「教育無償化」を巡る議論が起こっており、一部にはそのために憲法を改正しようとの主張があります。しかし、「教育無償化」を実現するための最大の課題は「財源」であることは明らかであり、憲法改正の主張はこれをごまかすものに他なりません。民進党はこの問題に正面から取り組みます。
 子どもたちに奨学金という名の借金を負わせ、返済負担が重く結婚さえできない未来を自己責任と言い放つのではなく「支える」。子どもたちが納税者として社会を担う一員となるために必要な財源は最大で5兆円程度と見込まれます。その第一歩として、消費税を8%から10%に引き上げる際、その1%、3兆円弱を活用することに加え、所得税・住民税の配偶者控除廃止、相続税・贈与税の引き上げ等により、十分な財源を確保します。これを前提に「教育無償化」に向けた具体的な工程を、法律案という形でお示します。
 
 人口減少社会での持続可能な社会保障制度はどうあるべきか。日本型ベーシックインカムの税制と合わせ、これも今、党内で積極的に議論しています。教育とエネルギー。そして社会保障制度のあり方と税制改革。次世代へ可能性を残す政策はどうあるべきか。私たちはいつも「今」を見つめ、新たな可能性を実現する政策集団である、ということを、この1年日本の津々浦々で訴えていこうではありませんか。

 男女共同参画推進こそ私たちの目指す社会
私たちは、法律で適正な残業時間の上限を定めることによる長時間労働の解消、育休手当100%支給による男性の子育て参加促進、そして選択的夫婦別姓の実現に取り組みます。
 政界で活躍する女性を増やし、世の中の仕組みを女性視点から創ることも大切です。国政選挙で「男女クオータ制」の導入を可能とする公選法改正の成立に全力を挙げていきます。民進党として、2年後の統一自治体選挙で女性候補者倍増を目指し、国政選挙でも積極的に女性候補者を発掘して、それが私たちの目指す社会を作る力になります。

 次期衆院総選挙に向けて
 次期総選挙に向け、2大政党の一翼を目指す民進党は、過半数の候補者擁立も絶対条件です。国民の皆様に今の政権と違った未来を、夢と可能性に思いを馳せることのできる未来を提示していきたい、皆さんと一緒にそれを現実のものにしていきたいからです。そのために党の理念、政策を明確に掲げ、全国で国民の理解を一層求めていかなければなりません。私自身が先頭に立ち全力で走り続けますが、皆さんのお力を貸していただきたい。党が一丸となって取り組み、石にかじりついても総選挙の勝利をわれわれの手でつかみとっていきましょう。
 
 「ひとりで見る夢は夢でしかない。しかし、誰かと見る夢は現実だ」オノ・ヨーコさんの言葉です。教育無償化で子どもたちに未来を。原発ゼロ社会で新しい未来を。持続可能な社会保障制度で日本の未来を創りたいのです。1人で動く力は限られていますが、仲間の皆さまと動き、訴え、伝えて行くことが、可能性を夢で終わらせない政治を実現させると確信しています。過半数の候補者を擁立する。女性の挑戦を力強く支援する。次世代の夢と可能性を現実に変えていく政策を掲げる民進党こそが、2大政党制を創ることができるのです。」
蓮舫代表のあいさつに続いて野田佳彦幹事長が登壇し、「2017年度活動方針案」と「2017年度予算・2016年度決算」の議案の提起を含む幹事長報告を行い、拍手で了承された。
 その後、野田幹事長から党大会議案の報告・提案として、人への投資、国会論戦について、選挙を勝ち抜く態勢、組織活動、団体交流・国民運動、男女共同参画、故・日比健太郎名古屋市議の思いを胸に刻んで「民進党は、すべての白血病患者が骨髄移植をできる社会を目指し、全国で推進運動を展開し政策提言を取りまとめる」と宣言した。淡々と出席者の拍手で了承された。 
 その後、地方自治体議員表彰も行われ、蓮舫代表、党役員、青年局の自治体議員や女性議員ネットワークの自治体議員、学生の面々が登し、蓮舫代表の発声でガンバロー三唱を行い、大会を締めくくった。」ということです。
 まあこんなもんかな。イマイチ高揚感と熱気はないなあ。されどここから頑張るしかないのです。

     <東京タワーに>

 
 散会後、知人らにあいさつした後、すぐ隣の東京タワーに。中学の修学旅行以来かなあ。塔の下で東北応援の出店があり、岩手三陸の吉浜ラーメンなる魚介類のラーメンを食して、150メートルの展望台に。多くの観光客で賑わってました。しばし大首都、東京の眺望を見てから、割り引きマッサージが階下でやっている広告を見つけて、早速スポーツマッサージをしてもらいちょっとリラックス。
 
 そして帰途、新幹線でハイボール。明日からまたガンバロー
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